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一刀一絵 江戸の色彩を現代に甦らせた男
定価 ¥2,750
770円 定価より1,980円(72%)おトク
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2010/11/29 |
JAN | 9784591120859 |
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一刀一絵
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以前、島田の美術館で「現代浮世絵」展をみて 頭の隅にい続けていた、現代作家の浮世絵。 その美しさは、江戸時代初版の浮世絵も この艶やかな色合いで人々を魅了していたのでは?と 納得する華やかで生命力溢れるものだった。 最近、ニュースで久しぶりの展覧会を前に 急逝した立原位貫という作家の名前を知り、 本を読んでみた。 まずは、この作家の浮世絵をご覧ください。 https://www.google.co.jp/search?q=%E7%AB%8B%E5%8E%9F%E4%BD%8 D%E8%B2%AB+%E6%B5%AE%E4%B8%96%E7%B5%B5&espv=2&biw=1136&bih=715&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0CC4QsARqFQoTCPfnzbq1k8gCFUg0lAod30MIcw 裕福な家に生れながら、父の放蕩で、一家離散。 兄弟も離れ離れで祖父に預けられた。 次第にやんちゃぶりが激しくなり喧嘩をしては悪ガキとして あたりに名が知れ渡るようになる。 長じては好きなことにはのめり込み、 勉強はしないという想像通りの青年に。 いつからか、ジャズにのめり込み 一時はジャズで身を立てようとするも挫折。 兄から当時兄が傾倒していた浮世絵を見せられ いつしか頭から離れなくなる。 集めるのではなく、自分で彫り、剃りたいとの思いで 江戸時代当時の完全な復刻を試みる。 知っての通り、美術大などでていない素人 はじめは誰も取り合わなかった。 アルバイトをしながら、熱情のまま 好きな作家の模写するべく、毎晩奮闘し 少しづつ知人に認められると まだまだプロには程遠い時点で アルバイトはすっぱりやめて、没頭する日々をおくることに。 はじめは、わずかな謝礼でしかなかったが、 その熱情の熱さは、版木、彫刻刀、バレン、絵の具と 現代、浮世絵の復刻はすでに現代の絵の具が使われていたが 知ってる人がいれば聞きに行き、見せてくれる人があれば 原画を見に行き、できること全て、 人生の全てをかけて、当時の本物を見つけ、作り 本当の復刻を目指す。 本来原画を書く画家がいて、掘り師がいて 刷り師がいて、、という世界。 それをはじめから全て自分一人で行うという 常識を逸した戦いは いつしか、それぞれの技術の記録がない今に置いて 全てを包括した技術の復刻、知恵の遺産をも作った。 浮世絵の一人者になっていた。 しかし残念ながら今彼はこの世にいない。 多くの浮世絵の技術、知恵の宝を残して。 この自伝とも言える一冊には、技術的なことも 大変詳しく書かれていますので、 浮世絵、もしくは版画をされる方は とても参考になると思います。
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