奇跡を呼びこむ、人 イノベーションの起点、韓国と日本と松下イズム

趙佑鎭, 梁炳武【編著】

• 販売会社／発売会社: 悠雲舎/金融ブックス
• 発売年月日: 2010/11/15
• JAN: 9784904192276

商品レビュー

2012/07/03

本の前半は、韓国長城郡の1995年～現代までの「長城郡」という地方公共団体の地方自治イノベーションをまとめている。しかし、このイノベーションの源流は、『松下幸之助の人材育成論』にある。
昨今の韓国勢の目覚ましい発展の原点が、日本人の忘れていた「真の人材育成」にあったことは、日本人として素直に学ばなければならない。と思う。
もう既に到来している知識社会において、「グローバルな競争で優位に立つには、高度な人材育成にある」と言う、ダニエル・ベル、アルビン・トフラー、P.ドラッカーの予測どおりになったし、それを実践・継続してきた長城郡や韓国勢が、今世界のトップランナーとして走り始めた事実を再認識し、今日びの日本人（勿論私も含む）の危機観念とモチベーションを自覚するためにも、一読するのが良いと、断言できる。

2011/08/18

韓国の長城郡という自治体改革に成功した郡のストーリー。
実は、日本の松下幸之助イズムを実践したものだ。
著者の、趙佑鎮先生(多摩大学准教授)は、日本には、素晴らしい手法がある。韓国はそれを真似して実践したと。サムスンなどもそれを実践した結果、今に至ると。
日本の自治体改革は、日本を真似た韓国をヒントに可能だと言う。

人づくり、教育が基本と説く。