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殺人者はいかに誕生したか 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く
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殺人者はいかに誕生したか 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く

長谷川博一【著】

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殺人者はいかに誕生したか 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/11/25
JAN 9784103287612

殺人者はいかに誕生したか

¥220

商品レビュー

3.7

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2025/01/23

宅間守(大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件)、宮崎勤(東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件)、元少年(光市母子殺害事件)、畠山鈴香(秋田連続児童殺害事件)、加藤智大(秋葉原無差別殺傷事件)、小林薫(奈良小一女児殺害事件)などなど、ほかにも多数の〝凶悪犯”とのやり取りや分析が綴られる貴...

宅間守(大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件)、宮崎勤(東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件)、元少年(光市母子殺害事件)、畠山鈴香(秋田連続児童殺害事件)、加藤智大(秋葉原無差別殺傷事件)、小林薫(奈良小一女児殺害事件)などなど、ほかにも多数の〝凶悪犯”とのやり取りや分析が綴られる貴重な本だ。不謹慎な言い方だが、犯罪界のオールスターという顔ぶれ。好奇心がくすぐられる。 だが、道徳的な視点を取り戻す。これらの凶悪犯に殺害された人たちがいるのだ。好奇心と共に、感情移入し始める。しかし、それがブレる。臨床心理士である著者は、決して、犯人=悪という単純な構図で片づけないのだ。そのことにも良し悪し、遺族感情もある中での賛否があるだろう。著者自身も、関係者の脅迫を受けたと言っている。 確かに読んでいると、どう考えても心理操作されて望まぬ殺害に及んでしまっているような人(だが、境界知能領域という気もする)もいる。幼少期から酷い虐めにあって育ち、精神が歪んでしまった人。そもそもどう考えても精神の病気だろうと思われる人など、色々だ。 こうした犯人の生い立ちを知ったうえで、単純に悪いやつだ、アホなやつ、可哀想なやつだと感想を述べるだけではなく(読者はそれ以上にやりようもないが)、社会的にこうした歪みが暴走しないように何ができるのかを考えていく必要がある。起こってから死刑にする、あるいは死刑を抑止力にするという事にも賛否はあるだろうが、そもそも、起こさないために何ができるのかを死刑廃止論者も賛成論者も、共に考える必要があるのだろう。

Posted by ブクログ

2024/06/08

非常に興味深い内容だった。 幼児期に愛情をかけて育てることの大切さを感じた。 犯罪は憎むべきものだが、犯人を憎み切ることができないような思いがした。 犯罪の裏、基の部分まで探り、思いをはせることは、とても手間がかかりなかなか難しいことだと思う。 また、センセーショナルな事件に目が...

非常に興味深い内容だった。 幼児期に愛情をかけて育てることの大切さを感じた。 犯罪は憎むべきものだが、犯人を憎み切ることができないような思いがした。 犯罪の裏、基の部分まで探り、思いをはせることは、とても手間がかかりなかなか難しいことだと思う。 また、センセーショナルな事件に目がくらみ、憎悪や嫌悪が掻き立てられ、犯人の心理や状態を我がこととして想像してみる心の余裕は、なかなか生まれないのだろうと思う。 犯人は変態であり、頭がおかしいのであって、自分とは全く違うきちがいである。 そう思う人が圧倒的多数なのだろうと思う。 ほんの少しの想像力。 それを養うためにも、こういった本を読む意義はあるのではないか、と思った。

Posted by ブクログ

2020/11/21

実際に対面して話した内容や、著者の見解と世間との評価が違う犯罪加害者の内面や背景をわかりやすく書かれていて、興味深かった。そして裁判や刑罰の意味や更生についても勉強になりました。

Posted by ブクログ

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