制服と彼女と・・・。 バンブーC/NAMAIKI SELECT

板場広志(著者)

• 販売会社／発売会社: 竹書房
• 発売年月日: 2010/12/27
• JAN: 9784812474938

商品レビュー

2010/12/29

タイトル通りな制服彼女とのラヴストーリー

[ＤＳＫ]

基本的には「制服」を着た職業に従事する女性と結ばれた結果「彼女」になる話ばかりの短編集（全８編＋８頁の書き下ろし）だが一部例外もある。巫女・ウェイトレス・電気店の法被姿・チアガール・ウェディングドレス・売店のエプロン姿・宅配業者・スクール水着と「制服」部分は多彩。当然ながら、これらの制服を着るシチュエーションが作品の舞台となる。ヒロインのキャラ設定も主人公との関係性もストーリー展開も作品毎に捻りがあって良い。やはり２０～２４頁あるといろいろ工夫もできるのであろう。複数回の情交が盛り込まれた作品も幾つかある。大学生～社会人くらいの男女が出会い、ふとしたことから体を求める展開となり、そして恋が芽生える感じの展開が多いが、地味な眼鏡っ娘の秘めた想いが成就するような胸キュン物語もあったりして、僭越ながらストーリーの組み立てが随分上手くなったような印象を受けた。また、深夜のファミレスのトイレで“小遣い稼ぎ”を繰り返す妖艶な人妻には作者の成年コミック作品に見られるような爛れた淫猥さも見られる。

なかなか幅広い作風を披露しているとは思うし、ヒロインの作画もロングヘアの可愛い系や綺麗系からセミロングの活発系まで幅広く網羅してはいるが、ほとんどが黒髪ばかりなのと、顔つきや表情が似通っているので総じて同じように見えてしまう点に限り惜しいと思った。巻末の書き下ろしは電気店の話の後日談で、法被姿からエプロン姿に変わっているが、主人公との仲が進展しているような微笑ましい『残業編』である。

2010/12/25

　かなりマニアな選定ですがコスプレエッチ漫画ですｗ　しかし板場先生は仕事してますなぁ。２０１０年はコンビニ売りのアンソロ特選恋愛ファイル（６０ｐ収録）を入れると５冊発行。その力があることは分かっているとはいえ、週刊誌連載作家以上。もっとも２００９年は６冊出てるわけだからこれでも抑え気味なのかもしれません。ちなみに堀博昭氏も２０１０年に４冊出しているので、多数掲載中の雑誌の作品も合わさって、今年はこの二人の作品ばかり読んでいる気分です。
　お気に入りは２話目のファミレスの話。スケベボディの主婦白河さんがエロ過ぎｗ　可愛い系の話が多く収録されているだけに唯一痴女色が強い作品なのが気に入った理由かもしれません。個人的には駅のKIYOSUKOで働くソーニャさんの話にも期待していたのですが、背後から服の下に手を通し胸をわしづかむ御馳走シチュエーションの絵があまりエロくなかったのでちょっとがっかり。アングルがねぇ。
　まあそんなささやかで個人的な不満もありましたが安定した内容は言うまでもなく来年もモチベーション高く、いいペースで量産お願いしたい。