日本海軍の爆弾 大西瀧治郎の合理主義精神 光人社NF文庫

兵頭二十八(著者)

• 販売会社／発売会社: 光人社
• 発売年月日: 2010/11/01
• JAN: 9784769826644

商品レビュー

2011/10/18

　日本海軍の爆弾の話より、アメリカ軍のＧＰ爆弾の話に興味がいった。日本海軍の爆弾には、陸用爆弾、常用爆弾（対艦船用）があるのは知っていたが、アメリカにはそれがなく、ＧＰ爆弾のみということは知らなかった。
　ＧＰ、General Purpose、すなわち汎用爆弾。ミッドウェイで日本空母が被弾した爆弾も、日本国内の工場に降り注いだ爆弾も、みなＧＰ爆弾だったそうだ。爆弾のバリエーションは必要なかった。アメリカの余裕がそうさせたわけで、日本はアメリカとの戦争はどだいムリだったことが、爆弾の思想からもわかる。
　地に足をつけた思考が大切だ。