商品レビュー
3.4
14件のお客様レビュー
ただの恋愛小説になりそうなところを第三者の夫婦をいれることによって2層構造になってその上我々読み手が、更に俯瞰的に眺めているような3層構造の様に感じた。凄いなぁ〜三島由紀夫氏
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- ネタバレ
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でも男の人って、ともかく私には謎だわ。女みたいに謎めかした謎じゃなくて、一番あけっぴろげで単純で、それでいて一番解きにくい謎だわ。お腹の底では女をばかにしながら、そのばかにしているものを欲しがってじたばたしている。何となく憂鬱そうな、知性的な人だと思って惹かれると、その人が思いもかけない散文的なケチな男で、ラーメン一つ喰べるのにもワリカンにしようといいだしたり、朗らかなスポーツマン・タイプだと思うと、実は陰険で神経質で、ひどいやきもちやきだったりする。気持のやさしそうな人だと思えば、心の中へ入れば氷のように冷酷だったり、洒落じゃ冗談が上手でいい遊び友達だと思えば、伯父さんの又伯父さんが元厚生大臣だなんていうことを大へんな自慢の種子にしていたり、勉強家だと思うとノイローゼだったり、詩人肌だと思うと招き猫を机に飾っていたり、……本当に何が何だかわかりやしない。それでいて、みんなどこかドスンと抜けていて、どこか単純で、平気で尻尾を出して歩いているようにみえるんだから、始末がわるいわ
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仕掛けられた恋のお話。ただ、文中の「本当に愛し合っている同士は「すれちがい」どころか、却って、ふしぎな糸に引かれて偶然の出会をするもので」という文章に、なるほどー…と思いながら読了。
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