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経済古典は役に立つ 光文社新書

竹中平蔵【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2010/11/20
JAN 9784334035921

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経済古典は役に立つ

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商品レビュー

3.9

63件のお客様レビュー

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2019/06/18

アタマのいい人と喋っていると自分までアタマがよくなったような気がするけど、それと似た感覚を味わいながら読んだ。 それはまず、冒頭にあるように、アダム・スミス、ケインズ、シュンペーターからブキャナンに至る経済学の泰斗を各章に配置した上、その時代背景と人物像を紹介し、研究の特徴を説...

アタマのいい人と喋っていると自分までアタマがよくなったような気がするけど、それと似た感覚を味わいながら読んだ。 それはまず、冒頭にあるように、アダム・スミス、ケインズ、シュンペーターからブキャナンに至る経済学の泰斗を各章に配置した上、その時代背景と人物像を紹介し、研究の特徴を説き、その論の限界を明らかにするという本の構成そのものの明快さや、大学での講義を基にして書かれたという筆運びのわかりやすさである。 もう一つ、同じく冒頭に「経済学史や経済思想の専門家がたくさんいる中でこうした本を書くことは、私の任には負えない仕事だと思った」とある。だがこの本には、実際に大臣として日本国の経済政策に携わり、その問題意識の中で経済思想のあれだこれだを肌で実感した著者ならではのリアリティがある。 同時代の、全体を見渡せすことができる日本人による、日本語で書かれた啓蒙書、それがわかりやすさの理由だと思うし、これほど得難い教材はない。 さて、「経済古典」と言えばしかつめらしい経済学の原理法則が書かれているのかと思ってしまうが、いずれの泰斗の経済理論も、実は各時代に持ち上がっていた社会問題に対する処方箋として書かれたものである、という基本テーゼがまず興味深い。 たとえばアダム・スミスは市場経済の萌芽を、ケインズは20世紀初頭の大恐慌を、シュンペーターは「大きな政府」の弊害をそれぞれ目の当たりにして、各時代を乗り切るための論を展開した。それらは先人の“限界”に対するアンチテーゼでもあった。こうして概観すると、誰が正しいのかという話ではなく、経済学があっちへぶつかり、こっちでつまづきしながらなお動き続けているのだということがよくわかる。 もっとも、後半のシュンペーターやハイエク、フリードマンらに関しては、“限界”までの記述はない。まだ結論が出ていないまさに現代の問題が扱われているからであり、「小さな政府」を指向する著者の主張が今なお彼らの思想のライン上にあり、またあるべきだと考えているからだろう。 経済学徒ではないし、読書家でもないのでスミスもケインズも知らないが、近ごろの閉塞感の中で語られるいろいろな論客のブログなり批評なりをせめて理解しようと思ったら、これら経済社会のスタンダードが何を言っているかくらいは知っておいた方がいいと思う。そのポイントを適切につまんでくれる本書は、格好の手引き書なのである。

Posted by ブクログ

2018/10/11

アダム・スミス、マルサス、リカード、マルクス、ケインズ、シュンペーター、ハイエク、フリードマン、ブキャナンの著作の考え方と当時の問題、そして彼ら自身を平易に述べている。竹中氏が主張していることは、かれらは経済思想を創始したのではなく、当時の問題の解決策を提示したのである、というこ...

アダム・スミス、マルサス、リカード、マルクス、ケインズ、シュンペーター、ハイエク、フリードマン、ブキャナンの著作の考え方と当時の問題、そして彼ら自身を平易に述べている。竹中氏が主張していることは、かれらは経済思想を創始したのではなく、当時の問題の解決策を提示したのである、ということ。

Posted by ブクログ

2017/12/18

良い悪い好き嫌いをひとまず置いておいて冷静に見れば現代日本の経済政策に大きな影響力を持つ竹中平蔵とはどういう人物なのか経済古典が書かれた背景と援用のされ方実際に使える所、使えない所などを経済政策のフロントマンでもあったスタンスから話しているので経済学の歴史の読み解きとしては面白い...

良い悪い好き嫌いをひとまず置いておいて冷静に見れば現代日本の経済政策に大きな影響力を持つ竹中平蔵とはどういう人物なのか経済古典が書かれた背景と援用のされ方実際に使える所、使えない所などを経済政策のフロントマンでもあったスタンスから話しているので経済学の歴史の読み解きとしては面白いと思う。言い方次第で逆の相も見える。それらを通して竹中氏自身の考えも見えてくる。

Posted by ブクログ

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