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対談 数学大明神 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/11/10 |
JAN | 9784480093349 |
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対談 数学大明神
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対談 数学大明神
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私は全然理数系ではないのだけれど、ちょっとこんな本を読んでみた。 『対談 数学大明神』 森毅・安野光雅 (ちくま文庫) 数学の先生と画家、この二人が、初めはちゃんと座っていたものの、「そのうち机にもたれるやら座椅子につかまるやら、はては畳の上にうち倒れてもまだしゃべり(あとがきより)」続けた30時間の数学対談である。 「0」の章は面白い。 前に宇宙の本で読んだが、「ない」ということが「ある」のか、「ある」ものが「ない」のか、「0」というのは不思議な数字だ。 昔は「0」の概念はなくて「1」から始まっていたそうだが、その方が理にかなっている気がする。 でも本当は「1」だって必要ないのだという。 幼児の物の見方と同じで、物が一つだけしかなければ数える必要がない。みかんが一つあるとすると、それは「1」ではなくて「みかん」なのだ。 「2」以上の数があるから便宜上「1」もあった方がいいということらしい。 二進法の話もなかなか面白い。 二進法だとかけ算の九九は、0×0=0、0×1=0、1×0=0、1×1=1の四つだけなので楽チンなのだそうだが、電話番号だと、(00100)0100001とかいうふうになってしまって余計ややこしい。 安野さんが「オオイ、オイオイ…なんていって覚えるのか」と言っていたのがおかしい。 「4」で面白かったのは、安野さんが四角形にこだわっているということ。 四角の中に円があるのはとてもいいけれど、円の中に四角があるのを見ると、やめてくれ~!と叫びたくなるらしい。 他の章でもしつこく四角が好きだと言いまくっている。 三角形の話のところでも、「でも僕はやっぱり四角がいい」と。 そういえば安野さんの絵って四角っぽい。 四角の家に四角の窓、というのをよく見る。 それと本の表紙を描く場合、私の知っている限りでは、みんな四角く縁取りをしている。 なるほどそうなのかと納得。 「5」はやっぱりペンタグラマ。 安倍晴明のマークですね。 ペンタグラマは非常に見事な形なのだそうで、それに比べると四角というのを辺の立場から見ると、いわゆる「完全四辺形」なのだという。 森先生が図付きで解説してくれているが、よくわからない。 それと、ぶっ飛んだのは「6」の章で、「みそ汁の模様は六角形」というやつ。 うちのみそ汁ではまだ六角形を見たことがないので気になる。 見えるタイミングというのがあるらしい。 うーん…。 さて問題です。 正十二面体と正二十面体では、どちらが球に近いでしょう? 普通に考えると、正二十面体の方がふっくらとしていて球に近そうな気がするが、答えは逆なのだ。 正二十面体は正十二頂体で、正十二面体は正二十頂体だから、頂点の数が多いほうが球に近いのだそうだ。 不思議だなぁ。 手品のタネ明かしを聞いているみたい。 “お勉強”ではなくこういうところから入ると、数学も楽しいのかも。 「〇〇ってようわからんでしょ」 「わからん」 「〇〇を△△するともっとわからんわけですよ」 「うーん、わからん」 なんていう会話もあって、私みたいに数学が全然ダメな人も、脱力して読めて楽しい。 とりあえず「みそ汁の六角形」の攻略だな。 具だくさんだとわかりにくそうだけど…。 明日は具のないみそ汁にしてみますか。
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森毅と安野光雅による、数と数学をめぐる対談を収めた本です。 0から10までのそれぞれの数字についてのイメージを膨らませていくかたちで対談が進められていくのですが、ときに話題は文学や芸術、歴史にまで及び、まさに自在に広がっていくように感じられます。とくに森の対談の名手ぶりがいかん...
森毅と安野光雅による、数と数学をめぐる対談を収めた本です。 0から10までのそれぞれの数字についてのイメージを膨らませていくかたちで対談が進められていくのですが、ときに話題は文学や芸術、歴史にまで及び、まさに自在に広がっていくように感じられます。とくに森の対談の名手ぶりがいかんなく発揮されており、おもしろく読むことができました。
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数学にとどまらずいろんな話が載っていておもしろかったです! けれどちょっと古いんですね、知らずに買いました
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