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誘拐の知らせ ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/11/10 |
JAN | 9784480427649 |
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誘拐の知らせ
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誘拐の知らせ
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商品レビュー
3.6
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コカイン取引による巨万の富により、コロンビア一国の政治をも動かす組織となった”メデジン・カルテル”。政治的要求を認めさせるための手段として、政府関係者の家族やジャーナリストの誘拐を組織的に行い始めたのが1990年代。本書が出版されたのは1996年。 コロンビアのノーベル文学賞作...
コカイン取引による巨万の富により、コロンビア一国の政治をも動かす組織となった”メデジン・カルテル”。政治的要求を認めさせるための手段として、政府関係者の家族やジャーナリストの誘拐を組織的に行い始めたのが1990年代。本書が出版されたのは1996年。 コロンビアのノーベル文学賞作家、ガブリエル・ガルシア=マルケスが3年の執筆期間を使い、自ら加害者、被害者に取材して書き上げた一冊。そうとなれば興味を惹かれないのが無理というもの。 形式的には完全なノンフィクション。著者による直接的な論評は一切ない。そうではありつつも、単純にメデジン・カルテル側を批判して切り捨てる姿勢ではなく、黒幕パブロ・エスコバルをある種”大立者”として伝えるところは、著者の政治的信条として、さもありなん。 息の詰まるような監禁生活の描写であるとか、解放される者と殺される者の運命の描き分け等、さすがマルケスと唸らされる部分は枚挙にいとまがない。 訳者による解説も、大作を読み終えた高揚感を適度に冷まして現実を見つめなおさせる意味で優れており、2010年(文庫版出版時)時点でもコロンビアでは誘拐が横行している状況を報告している。
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最近、マルケスの本がよく平積みされてるから手に取って見る。 コロンビアがこんなにも荒れている国だったなんて知らなかった。まさに無法地帯な、想像を絶する荒れ方。 ジャーナリストとしてのマルケスの表現。 小説のような幻想的な表現はないが、政治的な権力闘争やマフィアの世界の栄枯盛衰...
最近、マルケスの本がよく平積みされてるから手に取って見る。 コロンビアがこんなにも荒れている国だったなんて知らなかった。まさに無法地帯な、想像を絶する荒れ方。 ジャーナリストとしてのマルケスの表現。 小説のような幻想的な表現はないが、政治的な権力闘争やマフィアの世界の栄枯盛衰の姿は、マルケスの小説作品にも通じるか。 コロンビアの現代史に興味がわく作品。
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「誘拐の知らせ」 ガルシアマルケス 1ヶ月近く、読んではこれだれだっけ?って戻って読み直して・・・を繰り返してやっと読了・・・時間かかった。 ノンフィクションだけに人物が多く、いくつもの(もう何人誘拐されたかも忘れた・・・)誘拐事件が絡み合って、人物の名前がスペイン語で頭に入りず...
「誘拐の知らせ」 ガルシアマルケス 1ヶ月近く、読んではこれだれだっけ?って戻って読み直して・・・を繰り返してやっと読了・・・時間かかった。 ノンフィクションだけに人物が多く、いくつもの(もう何人誘拐されたかも忘れた・・・)誘拐事件が絡み合って、人物の名前がスペイン語で頭に入りずらく・・・ページにびっしりと文字が埋まってて・・・ 読むのは大変です。ただ、その分読了感は大きく、ひとつ山を登った気もするような内容でした。 麻薬カルテルを抱えるコロンビアの特異性というのが理解しがたいところだけど、作者の構成力がすばらしくて、途中まで時間は掛かるけどラストは一気に読みきる感じ。(1ヶ月の大半は中盤まで・・・)
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