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越境捜査(下) 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2010/11/14 |
JAN | 9784575513929 |
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越境捜査(下)
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越境捜査(下)
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
感想 結果的に見ると韮沢の絵図の中で、鷺沼たちが必死に踊り、黒幕を引き摺りだして不正を暴き、お金も手に入れ、一件落着感があるが、いくつか腑に落ちない点があった。 まず、一緒につるんでいた途中から仲間になったヤクザの福富がいいやつすぎること。こんないいヤクザいるの? 二つ目は、...
感想 結果的に見ると韮沢の絵図の中で、鷺沼たちが必死に踊り、黒幕を引き摺りだして不正を暴き、お金も手に入れ、一件落着感があるが、いくつか腑に落ちない点があった。 まず、一緒につるんでいた途中から仲間になったヤクザの福富がいいやつすぎること。こんないいヤクザいるの? 二つ目は、後編の中盤で韮沢の奥さんが急に家庭菜園の話をし始めたところ、ここで隠されたお金がここにあると、普通読者の誰でも気づくわな。 三つ目は、最後の最後に国会議員が自ら出てきて、殺人を犯そうとして現行犯逮捕されたこと。なぜ手下を使わず自ら単独で乗り込んできたの? 全体の作りが巧妙だったので、上記の細かいところも詰め切って欲しかった。 あらすじ 県警の田浦の子分に捉えられた鷺沼は、宮野の助けを借りて、逆に真相を聞き出す。 田浦は3億円をせしめて、森脇を開放し、そのうちの2億を当時の県警の警備部長に差し出したとのことだった。 鷺沼は、これまで本件に全く関わりがなかった自分の上司である三好から、警察内の派閥争いに12億円事件が関わっていると教え、捜査から手を引くように説得してくる。 その後、パズルのピースを組み合わせるように、多角的に事件を検証すると、韮沢が事件の鍵を握っていることに辿り着く。 また、警察内の派閥抗争で、警察官僚から国会議員になった香川が裏で糸を引いていることが浮かび上がる。 鷺沼は、香川が馬脚を現すように、韮沢に逮捕状を請求し、その情報をマスコミにリークして相手を浮き足立たせ、遂に香川と対峙し、不正を暴く。
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主人公の鷺沼は警察組織の中ではアウトロー的な立ち位置にいながらも、己の正義を貫こうとする姿勢と、一方、警察組織の中枢にいるお偉方は私利私欲にまみれている、というこの対比が本作を支えている一つの根幹かなと思います。 本来、市民を守る(≒正義)であるはずの警察を代表するはずの上層部...
主人公の鷺沼は警察組織の中ではアウトロー的な立ち位置にいながらも、己の正義を貫こうとする姿勢と、一方、警察組織の中枢にいるお偉方は私利私欲にまみれている、というこの対比が本作を支えている一つの根幹かなと思います。 本来、市民を守る(≒正義)であるはずの警察を代表するはずの上層部には実は正義はなく、底辺、それもかなり端っこにいる鷺沼のほうに正義はあり、というパラドックスともいえるこの構図がいいですね。 でも、そんななかにあって、一部の人たちは鷺沼の熱量に影響され、鷺沼に情報提供したり、手を組んだり、なんだかんだで、悪に染まりきれず、心の奥底にはやっぱり良心が残っていたのかと思わせてくれる展開もなかなかGood! 鷺沼が正義や矜持を持ち、福富やその手下たちも巻き込んでことを進めていく展開は警察ものなのに、任侠ものっぽい雰囲気もあります。上巻を読んでいたちょうどその日にTVドラマ(特番もの)ではそこまでの描かれ方はされていなかったので、個人的には小説版のほうに軍配を上げたいです。結末もTV版と小説ではだいぶ違っています。勿論、TV版は2時間枠で収めようとするがゆえの制約も大きいのかなと想像いたします。
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過去TVドラマ化されたらしい越境捜査シリーズ。警察組織内部の巨悪に挑む刑事と腐れ縁の仲間。映像化を意識したようなキャラ設定と場面設定、であるが、娯楽としてかなりいい感じ。
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