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神話から歴史へ 天皇の歴史01
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/11/10 |
JAN | 9784062807319 |
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神話から歴史へ
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本の古代史について、実に多くの論文を引用しながら事実はどうだったのかについて考察しており、平成20年著作と10年以上前の本であり、その後の歴史的新発見は反映されていないものの、理解を深めるのに役に立った。 この本を読むに際し、私が知りたかったことは ①卑弥呼と記紀の記述とはどう繋がっているのか? ②天皇は実際には誰から実在したか、の二点。 ・卑弥呼については魏志倭人伝の詳細な記述と分析から239年、 魏に使者を遣わし、魏より『親魏倭王』の称号を受けており、邪馬台国に実在したことは間違いない。 ・卑弥呼は年増だが夫を持たず、鬼道で人心を掌握し、政治を執り行ったシャーマンとされている。従って男系長子世襲の天皇とは根本的に相容れない存在。死後、邪馬台国は大乱に陥り、卑弥呼同様女性イトを王としたところ、治ったと言う。このことからも当時の王はシャーマンの女性である事が推測できる。 ・記紀は藤原氏の政治的な正当性を証明するために、多分に事実と異なる記載がある事が知られているが、そもそも神武の即位、紀元前660年という年自体、中国に伝わる革命の年、新たな時代の年、という言い伝えに合わせたものであり、また、当時日本には中国の暦は伝わっておらず、創作である事が明白。 ・続く2代〜9代までの天皇は「欠氏八代」と呼ばれ、架空の人物。 ・その後の天皇も確実に架空である人が何人も登場する。 ・稲荷山古墳から採掘された当時の鉄剣に書かれた銘から、歴史上確実に存在が証明された天皇は21代雄略天皇(531年)。 ・卑弥呼が記紀の誰に相当するかは諸説あるが、一番言われているのは14代仲哀天皇の皇后神功皇后であるが、後人が添加した部分がすこぶる多く、とても史実を語っているとは言えない。6世紀以降、推古・斉明・持統の3女帝をモデルに構想されたものとの結論。 この本は大化改新までの天皇と日本の歴史をまとめたものだが、著者一人の見解ではなく、多くの研究者の研究結果をまとめたものであり、知的欲求を満たしてくれる名著であると思う。
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東大の教授が著者だけあって、井上光貞氏の見解などを中心に研究史をまとめられている。 新解釈やあるべき方向性の提起はないのでものたりなく思う人もいるだろう。全体的に散漫としていて読みづらいし。 たびたび引き合いに出されている同出版社の「日本の歴史」シリーズの第二巻・第三巻(寺沢薫『...
東大の教授が著者だけあって、井上光貞氏の見解などを中心に研究史をまとめられている。 新解釈やあるべき方向性の提起はないのでものたりなく思う人もいるだろう。全体的に散漫としていて読みづらいし。 たびたび引き合いに出されている同出版社の「日本の歴史」シリーズの第二巻・第三巻(寺沢薫『王権誕生』、熊谷公男『大王から天皇へ』)を先に読んでおくとよい。 それにしても東大系の先生も、近ごろはすっかり邪馬台国畿内説に日和ってしまってつまらないな。 畿内説支持を表明するなら、もっとはっきり恩師や先輩方を非難したほうが面白い。
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本書では日本の国作り、神話のころから6世紀の飛鳥時代あたりまでの歴史について解説されています。今後、このシリーズを読んでいくかどうかはわかりませんが、機会があれば続きを読んでみたいです。 ブログはこちら http://blog.livedoor.jp/oda1979/archi...
本書では日本の国作り、神話のころから6世紀の飛鳥時代あたりまでの歴史について解説されています。今後、このシリーズを読んでいくかどうかはわかりませんが、機会があれば続きを読んでみたいです。 ブログはこちら http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3677211.html
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