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商品レビュー

4.3

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2026/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母の無実を証明したいというカーラの依頼を受け、16年前の事件をポアロが調べていきます。 愛しているからこそ憎たらしい、人間の感情が特に色濃い作品でした。 当時の記憶を元に、事件に関わっている人々がそれぞれ手記を書いてくれます。ですが、後半になると文章とは真逆の感情が明らかになり、驚きました。 キャロラインをどう思っていたか、フィリップとメレディスが特にそれが顕著でした。 フィリップがキャロラインをいつから好きだったの⁈嫌いだって書いてなかった⁈とギョッとしましたが、確かに読み返せば、嫌いな女性に対して、帽子を着けている姿を『なかなか魅力的』とは書かないでしょうし、文章の所々に彼女への想いが見てとれました。 小さい頃からずっと惹かれていた相手が夜部屋に来てくれて、期待していたのに、やっぱり無理だと言われて、触れることもできずに出ていってしまわれたら、フィリップのプライドはズタボロだよな…そりゃあまあ、やけくそになるよなあ…。と、フィリップの感情はなんとなく理解できます。 逆にメレディスはてっきり、キャロラインのことをずっと愛しているものだと思ってましたが、エルサにプロポーズしてたのか…。その心変わりには納得いきませんでした。 あの子には出てってもらう、というエイミアスの言葉は、絵を描き終えたらエルサとの関係は終わりだという意味で、アンジェラを学校にやるという意味ではありませんでした。【エイミアスはエルサと一緒になるためキャロラインを捨てるつもりである】という今までの前提が大きく崩れる重要なシーンでした。 人物相関が濃厚すぎて忘れてたけれどちゃんとミステリーです。他にも一つ一つの言葉に沢山の意味が含まれています。 『今日のビールはどれも嫌な味』という言葉にきちんと違和感を覚えるポアロが、相変わらず冴えていました。ビールに毒やらマタタビやら、死ぬ前に美味しいビールにありつけなかったエイミアスが少し不憫でした。 今作のキャロラインや、杉の柩のエレノアのような女性が本当に大好きというか、弱いので、後味すっきりとはいかないけれど、少し救われたような気がして安心しました。 緻密なストーリーですが、他の作品と比べて、よりすんなりと内容が入ってきて読みやすく感じました。

Posted by ブクログ

2026/03/08

コールドケースミステリーが読みたくて&米澤屋書店であげられていたので読むことにしました。 途中、容疑者5人に話を聞くところでははーんこれ絶対犯人この人だな!アガサ・クリスティ読み取ったり!と思ったのに最後の最後でちゃんと裏切られてさすがアガサ・クリスティ。面白かった。 新訳だか...

コールドケースミステリーが読みたくて&米澤屋書店であげられていたので読むことにしました。 途中、容疑者5人に話を聞くところでははーんこれ絶対犯人この人だな!アガサ・クリスティ読み取ったり!と思ったのに最後の最後でちゃんと裏切られてさすがアガサ・クリスティ。面白かった。 新訳だから?すごく読みやすくて、ノイズもなく、気晴らしに読むのに本当良いです。 でもこういう過去の事件遡る系、みんな詳細覚えすぎ。一週間前の夕飯とか何も覚えてないよ。

Posted by ブクログ

2026/01/25

名作だ。 過去の事件は冤罪だったのか? 母親が父親殺人の罪で罰せられ獄中死してしまう。 娘は母親の罪について疑義がありポアロに依頼といった流れ。 メインは5人(父親の親友、父親の親友の兄、父親の不倫相手、母親の妹、母親の妹の家庭教師)に絞られているため非常に読みやすく感情移入しや...

名作だ。 過去の事件は冤罪だったのか? 母親が父親殺人の罪で罰せられ獄中死してしまう。 娘は母親の罪について疑義がありポアロに依頼といった流れ。 メインは5人(父親の親友、父親の親友の兄、父親の不倫相手、母親の妹、母親の妹の家庭教師)に絞られているため非常に読みやすく感情移入しやすいです!

Posted by ブクログ

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