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「生きづらさ」の時代 香山リカ×上野千鶴子+専大生 SI Libretto
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 専修大学出版局 |
発売年月日 | 2010/11/10 |
JAN | 9784881252499 |
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「生きづらさ」の時代
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商品レビュー
3.3
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
香山リカ・上野千鶴子・専大教授、専大生による講演、ディスカッション。 香山さん=精神科医、上野さん=社会学 という違いを上野さんの講演内で違いを説明してくれていて面白かった。 130年記念講演だったという事だけど、専大やるな。 専大・専大哲学・倫理学教授の大庭健さんによる反撃(否定的ユートピアの話など)も面白かったです。 しかし、スターはやはり上野さんに尽きる気がする。対談などでも、他人が「まあこういう機会なので穏やかに行きましょう」と日本人的な暗黙の了解をうっちゃって持論をキッパリ行っちゃうところ、問題はあるとしてもやっぱりスゲーナーと思ってしまう。異質でもある。 ただ、他の本などでもいきなり個人名を挙げて叩いたりするので(その前に叩かれた私怨なのか?と思う向きもあり)、「オイオイ大丈夫か」と思ったりする。ヨソでやれ、という事にはなるのだけどヨソでやってる暇なんかないのでこういう場所や著作でガンガン行ってしまうんだろうな。ともかくコワい人ではあるが「私はうつにはならない」と言ったくだり、そうでしょうとも。ある意味羨ましい。 自分の講演では優しい物言いだった香山さんが、ディスカッションに入って上野さんに釣られて論調が本音トークになって行くのも面白かった。最後、朝生に出た話とか、菊池誠さんとの対談「信じぬものは救われる」(これ、面白かったのでもっかい読みたい)で出ていた水の話などし始めてニヤッとしてしまった。でも時間切れで終了。 その後の専大生のディスカッションは、前半でイイ大人たちが好き勝手言っているのに対して真面目に生きやすい世の中にしていこうという事を語り合っていて、学校のイベントで理想論を語っているにしてもある種清涼剤のような役割を果たしていて良かった。
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なかなか濃い二人だなと思ったものの、シンポジウムでの講演をベースにしているためさらっと読める。ネオリベラリズムと境界性パーソナリティという二つの軸、さらに無条件の承認という三つを軸に論が展開。現状把握向き。 専大生の座談会は正直必要なのだろうか、と思わなくもなかったが本書で取り扱...
なかなか濃い二人だなと思ったものの、シンポジウムでの講演をベースにしているためさらっと読める。ネオリベラリズムと境界性パーソナリティという二つの軸、さらに無条件の承認という三つを軸に論が展開。現状把握向き。 専大生の座談会は正直必要なのだろうか、と思わなくもなかったが本書で取り扱っていた「生きづらさ」の問題が主に若者を焦点としていた(……が、実際会場には若者以外も多かったため介護の話にも言及)ため必要だったのだろう。座談会という性質からか、上澄みだけのような感じもする。
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専修大学で行われたシンポジウムがもとになっている。「生きづらさ」を心理の問題として捉えるのと、社会の問題として捉えるという2つの視点から語ってもらうという意図から、香山リカと上野千鶴子がパネリストとして呼ばれている。
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