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スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし ビッグブック
定価 ¥10,780
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 好学社 |
発売年月日 | 2010/11/01 |
JAN | 9784769020202 |
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スイミー
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商品レビュー
4.2
9件のお客様レビュー
教科書で出会ったスイミー。 淡い色合いで描かれた海の世界と、リズムの良い文章が印象に残っていた。 この絵が版画なのだと、たださんのレビューで知り、確かめたくて手に取った。 「モノタイプ」という技法らしい。 (詳しくは、たださんのレビューをご覧下さい) 水中のゆらゆらした様子にぴっ...
教科書で出会ったスイミー。 淡い色合いで描かれた海の世界と、リズムの良い文章が印象に残っていた。 この絵が版画なのだと、たださんのレビューで知り、確かめたくて手に取った。 「モノタイプ」という技法らしい。 (詳しくは、たださんのレビューをご覧下さい) 水中のゆらゆらした様子にぴったりだ。 「からすがいよりも、まっくろ」なスイミーは、どの頁にも泳いでいるが、とても表情豊かに見える。 小さな子どもと一緒に読んていたらきっと、 「スイミー、どーこだ?」 「いた!」 ってやりながら楽しむだろう。 * * * ──スイミーはおよいだ、くらい うみの そこを。 こわかった、さびしかった、とても かなしかった。 兄弟たちを一匹残らず失ったスイミーは、どんなに悲しかったことか… それでも世界は広く、素晴らしい。 すると、兄弟たちとそっくりの小さな赤いさかなたちに出会う。 どうしたら大きな魚に食べられずにすむか、スイミーは考える。 ──スイミーは かんがえた。いろいろ かんがえた。うんと かんがえた。 * * * よく頑張ったね。 悲しみと怖さを乗り越えて、新しい仲間と出会ったスイミー。 もうひとりじゃないよ。 版画が見たくて読んだ本だけど、小さなスイミーに勇気をもらった。
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アムステルダム生まれの作家、レオ=レオニの絵本は、『あおくんときいろちゃん』に続いて二冊目(原書1963年)だが、前者が孫達のために創作して(まるで子どもが描いたような、彼の感受性が凄かった)一緒に楽しんだ、独自性と想像力の豊かな作品であったが、今回は、そんな子どもが描いたよう...
アムステルダム生まれの作家、レオ=レオニの絵本は、『あおくんときいろちゃん』に続いて二冊目(原書1963年)だが、前者が孫達のために創作して(まるで子どもが描いたような、彼の感受性が凄かった)一緒に楽しんだ、独自性と想像力の豊かな作品であったが、今回は、そんな子どもが描いたような雰囲気を継承しながらも現実を見据えた、孫達の未来を思いやるような彼の気持ちに、心打たれる思いであった。 とは書きつつも、そんな中にも窺える彼の子どもの気持ちに立ち帰ったような遊び心は健在で、例えば、この絵の描き方だが、その背景の、まるで絵の具の入ったバケツを思い切りぶちまけたような、自由奔放な楽しさの中にも漂わせるアート性に加えて、偶然が生み出したような、その色同士の絶妙な溶け込み具合は、いったいどうやって描いてるのだろうかと、とても気になった。 そして調べてみたら、どうやら『モノタイプ』といって、版に直接描画したものをプレス機などで紙に刷りとる版画技法で、私が学校で習った版画との違いは、彫りなどの製版作業が不要なことと、版を介することで、独特のかすれや奥行きが出て、それがとても味わい深いものになるということらしい。 その代わり、基本一枚のみなので、全ての版を個別に描写したものと思われ(さすがにスイミーの仲間達は同じものもあるのだろうか?)、その気の遠くなるような地道で丁寧な作業を思うと、その作家魂や、子どもたちの為にというのもあるのだろうが、まずは、自分が好きでたまらないから描いているといった印象が、その絵からも浮かび上がってくるようで、それがまた絵を見ている側の気持ちも優しいものにさせてくれるし、実際モノタイプによって、思わずじっと見てしまう味のあるかすれ具合は、特に、ダイナミックなまぐろや、靴の裏のようなデザインの海藻類、そして、本当に虹色といった言葉がよく似合う海月については、「モノタイプだけでこうなるのか!?」と思わせる、素敵な驚きでいっぱいで、書き方としておかしいとは思うが、本物以上に本物に見えた、その存在感の凄さである。 そして物語は、他は赤色の中で、一匹だけ黒色の「スイミー」が、ある日、恐ろしいまぐろに自分以外の仲間達が全て食べられて、独りぼっちになってしまい、恐怖と寂しさと悲しさを感じながら泳いでいき・・・この先、どうやって生きていけばいいのだろうと思う。 しかし、それでも広い広い海の中は、スイミーの知らなかった、様々な素敵なものたちとの出会いをもたらしてくれたことで、次第と元気を取り戻してゆき、やがては新たな仲間達を見つけて、今度はおなじみ過ちを繰り返さないように、考えに考えて、逆境を切り抜けてゆく、そんな物語に込められているのは、世界には辛いことがあるのかもしれないが、その反面、とても楽しいこともあるくらい、広くて奥の深い、未知なる驚きと楽しさに満ちているんだよといったメッセージなのだと感じ、それが、レオニ自身の孫達の未来を思いやる姿とも重なり合い、また感慨深いが、中々、そうは思えないくらい辛いときも人生にあることは確か。しかしそれでも、訳者の谷川俊太郎さんの本書への言葉、 『現実への信頼感が、レオニのイマジネーションを豊かにしている』も加わることで、現実の世界を、もっと信じようという思いにもさせられたし、まずはそう思う気持ちが大切なんだよなと、心新たにさせられた絵本でした。
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小学校の教科書にあったな~と思いながら読みました。 「ぼくが めになろう」はずっと覚えていたセリフ。 今読むと、兄弟たちが食べられちゃったのにひとりぼっちで頑張ったスイミーも、岩陰に隠れてひっそり過ごしていたのに、急にやって来たお魚の言葉に勇気を出して出てきた赤いお魚たちも、よく...
小学校の教科書にあったな~と思いながら読みました。 「ぼくが めになろう」はずっと覚えていたセリフ。 今読むと、兄弟たちが食べられちゃったのにひとりぼっちで頑張ったスイミーも、岩陰に隠れてひっそり過ごしていたのに、急にやって来たお魚の言葉に勇気を出して出てきた赤いお魚たちも、よく頑張ったねって褒めてあげたくなります(´;ω;`)
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