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魂極る
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | オレンジーポコ |
発売年月日 | 1983/11/01 |
JAN | 9784900359017 |
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魂極る
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
予備校の時の先生がこの本の作者で、授業中にたびたびこの本について話していらっしゃり、ずっと気になっていた。それから30年近く経ってようやく読んだ。全3巻の大ボリュームで、その間主人公はずっと悩み迷い続け、怒ったり悲しみくれたり、あまりの恥ずかしさに悶絶したりし続けていて、読むのが大変だった。新聞の連載小説で文章は読みやすかったが内容が重かった。 豚の屠殺場で屠殺師として働き始めるのだが、豚と格闘するように屠殺していて、大変な重労働であまりリアリティを感じなかった。そんな仕事を1年も続けていたら体が格闘家のようになってメンタルにも影響が相当ありそうなのだが、特になかった。 育児が雑で、4歳の子供を一人で家で寝かせて抜け出して飲みに行く場面があったのだが、うちの子では無理だ。食事の面倒もちゃんと見ている感じがしない。仕事場の休憩室で作業中はずっと一人で遊ばせているのだが、4歳児にそんなことできるのだろうか。 ただ、過酷な現場で30歳くらいのシングルファーザーがもがき続けている感じはよく伝わった。若い屠殺師に、コツを教えてあげないのはどうかと思った。彼も聞けばいいし、いつでも教えてあげるタイミングなんていくらでもあるだろう。あまりに意地悪ではないだろうか。目の前で仲間が苦しんでいたら助けてやれよと思う。主人公には同情はするけど、あまりに頑なで、好きにはなれないタイプだった。
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