屋上喫茶階

川口葉子(著者)

• 販売会社／発売会社: 地方小出版流通センター
• 発売年月日: 2008/04/01
• JAN: 9784902108736

商品レビュー

2024/05/28

〈再登録〉「水平な散歩に出られないときはこのままの恰好で垂直な散歩に出よう」という一文をはじめ、「R1粒子」「屋上者」「屋上視力」など言葉選びが面白く、屋上を楽しめるカフェなどの屋上写真に添えられた文章が心地いい。
屋上を楽しむためのレシピ、屋上を舞台にした短編小説などどこをとっても素敵な一冊。

2017/07/30

別著者の『東京屋上散歩』とはまた違った切り口で、屋上好きにはお勧めの1冊。
東京限定ですが、様々なタイプの屋上が、こと細かに見れます。

残念ながら、紹介されている1部のお店は、既に閉店しております。

2014/03/06

これはほとんど装丁買い。
空色のカバー。中身も空色がいっぱい。
真っ青な空を背景に、屋上に向かう階段を写した写真が気に入った。
ちょっと文章がポエティックすぎて自己陶酔感あるけど、まあオシャレキャッフェー好きな人はこのくらいなら許容範囲でしょうね。

都市に住む人々の中には、自覚の有無を問わず「屋上者」がたくさんいると思う。解放を求めて少しでも見晴らしの良いところへ、少しでも風を感じられるところへ。実際、屋上カフェは人気だよねぇ。
この本の中にもたくさん屋上カフェや屋上庭園が紹介されていて、行ったことあるお店もちらほら。天気のいい日にはこの本を頼りに屋上散歩に出かけるのもいいかも。（ただし情報は2008年4月時点のものなので要確認）

屋上の童話『Ｒ氏の不思議な屋上』も結構好きでした。