1,800円以上の注文で送料無料

誘感マダム 徳間文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

誘感マダム 徳間文庫

真藤怜【著】

追加する に追加する

誘感マダム 徳間文庫

定価 ¥649

330 定価より319円(49%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2010/11/04
JAN 9784198932565

誘感マダム

¥330

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2014/10/05

明け透けなセレブ達のしたたかさ

この作者の代表作は最終的に6作品を数えるシリーズとなった『女教師』(幻冬社アウトロー文庫)なのであろうが、断続的に出されたそのシリーズの合間には他の作品も幾つかあって、その1つが本作となる。シンプルなタイトルが示すように昼下がりの情事を体験し、深みにハマり、手痛い(?)しっぺ返し...

この作者の代表作は最終的に6作品を数えるシリーズとなった『女教師』(幻冬社アウトロー文庫)なのであろうが、断続的に出されたそのシリーズの合間には他の作品も幾つかあって、その1つが本作となる。シンプルなタイトルが示すように昼下がりの情事を体験し、深みにハマり、手痛い(?)しっぺ返しがありながら、それでも懲りずに振る舞うセレブなマダムのしたたかな一面が綴られている。 三者三様のタイプで描かれるマダムが3人登場するのだが、そのやり取りは明け透けで性に対しても奔放。その知識や経験に基づいた上下関係らしきものが滲み出ているところなどはかなりの女性らしさが醸されており、勉強不足で恐縮だが、この作者はおそらく女流作家なのであろうと勝手ながら推測する次第。要するに、「亭主元気で留守がいい」のをいいことに交わされる赤裸々なマダムトークと浮気で進んでいく話なのでもある。 ただ、メイン格としてストーリーテラーの役割も果たしている1人はどちらかと言うと奥手。興味をそそられ、誘われるままに巻き込まれていく感じではあるのだが、全体を通しても淡白と言わねばならない官能描写において、特に前半は夢や妄想が主体でもあるため、むしろエッチなマダム達の面白話として読んだ方が楽しめそうである。クライマックス的なエピソードの笑えるオチや、最後に若干開き直ったかの妖艶さを見せる結末など、所々に見るべき点はある。

DSK