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誘感マダム 徳間文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2010/11/04 |
JAN | 9784198932565 |
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誘感マダム
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誘感マダム
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商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
明け透けなセレブ達のしたたかさ
この作者の代表作は最終的に6作品を数えるシリーズとなった『女教師』(幻冬社アウトロー文庫)なのであろうが、断続的に出されたそのシリーズの合間には他の作品も幾つかあって、その1つが本作となる。シンプルなタイトルが示すように昼下がりの情事を体験し、深みにハマり、手痛い(?)しっぺ返し...
この作者の代表作は最終的に6作品を数えるシリーズとなった『女教師』(幻冬社アウトロー文庫)なのであろうが、断続的に出されたそのシリーズの合間には他の作品も幾つかあって、その1つが本作となる。シンプルなタイトルが示すように昼下がりの情事を体験し、深みにハマり、手痛い(?)しっぺ返しがありながら、それでも懲りずに振る舞うセレブなマダムのしたたかな一面が綴られている。 三者三様のタイプで描かれるマダムが3人登場するのだが、そのやり取りは明け透けで性に対しても奔放。その知識や経験に基づいた上下関係らしきものが滲み出ているところなどはかなりの女性らしさが醸されており、勉強不足で恐縮だが、この作者はおそらく女流作家なのであろうと勝手ながら推測する次第。要するに、「亭主元気で留守がいい」のをいいことに交わされる赤裸々なマダムトークと浮気で進んでいく話なのでもある。 ただ、メイン格としてストーリーテラーの役割も果たしている1人はどちらかと言うと奥手。興味をそそられ、誘われるままに巻き込まれていく感じではあるのだが、全体を通しても淡白と言わねばならない官能描写において、特に前半は夢や妄想が主体でもあるため、むしろエッチなマダム達の面白話として読んだ方が楽しめそうである。クライマックス的なエピソードの笑えるオチや、最後に若干開き直ったかの妖艶さを見せる結末など、所々に見るべき点はある。
DSK