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灰 百年文庫35
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灰 百年文庫35

中島敦, 石川淳, 島尾敏雄【著】

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灰 百年文庫35

定価 ¥825

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2010/10/01
JAN 9784591119174

¥550

商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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2025/01/26

真ん中のを除けば灰っぽくない? 中島敦『かめれおん日記』 どこまでも内省的。点描的な感じが読んだことのある他の作品を思い出させる。タイトルになっているがカメレオンがいなくても問題なさそう 石川淳『明月珠』 自転車の稽古を描いたのは漱石の倫敦日記でも最近読んだか。こちらは空襲で...

真ん中のを除けば灰っぽくない? 中島敦『かめれおん日記』 どこまでも内省的。点描的な感じが読んだことのある他の作品を思い出させる。タイトルになっているがカメレオンがいなくても問題なさそう 石川淳『明月珠』 自転車の稽古を描いたのは漱石の倫敦日記でも最近読んだか。こちらは空襲でオチがつく 島尾敏雄『アスファルトと蜘蛛の子ら』 裏表紙によると「敗戦の日の出来事をリアルな生命感覚で描いた」とのこと。むしろ夢の中のような印象を受けた

Posted by ブクログ

2023/12/23

“灰” この一文字からの物語は、読前に想像し難い。 中島敦『かめれおん日記』 石川淳『明月珠』 島尾敏雄『アスファルトと蜘蛛の子ら』 元々、中島敦が読みたくて手に取った本。 カメレオンとともに暮らしながら、ひとり苦しみ悶える。 自己矛盾と困惑、不安と焦燥……。 全てを「灰色...

“灰” この一文字からの物語は、読前に想像し難い。 中島敦『かめれおん日記』 石川淳『明月珠』 島尾敏雄『アスファルトと蜘蛛の子ら』 元々、中島敦が読みたくて手に取った本。 カメレオンとともに暮らしながら、ひとり苦しみ悶える。 自己矛盾と困惑、不安と焦燥……。 全てを「灰色の概念」としてしまう、精神を切り刻む自傷行為のよう。 一方で、職場の人たちや町の様子を観察していく様子には、客観的描写のなかにどこか温かさがある。……そして、日々淡々と過ぎていく。 いいでしょう〜?中島敦。 あとの二篇は戦火の後の「灰」、読後の印象はそれぞれ異なる。

Posted by ブクログ

2023/05/30

かめれおん日記は何度目かの再読だが、読むたびに発見がある。スピノザが引用されていたとか完全に忘れていた。 石川淳は永井荷風との関わり(とも言えないか)を戦災と重ねて振り返る。 島尾敏雄は戦争末期の体験を命の際から見つめる。 53/100

Posted by ブクログ

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