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汗血千里の駒 坂本龍馬君之伝 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2010/11/16 |
| JAN | 9784003118719 |
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汗血千里の駒
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商品レビュー
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岩波文庫は来年が100周年で、「復刊リクエスト」を募っている。今日初めて知った。 ちなみに、本書は現行品として手に入る! 4月に高知県に行った。行ってみてよくわかったのは、高知市には“坂本龍馬本人に直接関わる事物は多くない”という、当たり前の事実だった。28歳で『脱藩』して33...
岩波文庫は来年が100周年で、「復刊リクエスト」を募っている。今日初めて知った。 ちなみに、本書は現行品として手に入る! 4月に高知県に行った。行ってみてよくわかったのは、高知市には“坂本龍馬本人に直接関わる事物は多くない”という、当たり前の事実だった。28歳で『脱藩』して33歳で亡くなるまで、その活動の場は主に京都と長崎だったわけだから当然だ。 高知市内の記念館には龍馬関連書籍が並んでいたけれど、本書は見当たらない。あるのか聞いてみたら、地元で復刻した蔵書を奥から出してくれた。ありがたかったけど、地元の人でも本書の存在はあまり知られていないような印象だった。 旅行後に、念の為Amazonで調べたら岩波文庫で出てるじゃないですか!しかも2010年11月16日初版。(奇しくも龍馬誕生日&命日の翌日)。地元の本屋に貢献するべく取寄せ注文したら三週間くらいかかった(笑)。しかも「取次に入らなかったらキャンセルになりますがいいですか?」もちろんOK。岩波文庫なら当然だ(断言するヤツ) 本作は、龍馬死去(1867)からまだ間もない明治16年(1883)に高知県の土陽新聞に連載された『最初の、龍馬を主人公とした小説』である。司馬遼太郎も当然これを読んで影響を受けている。近代小説が成立する以前の作品だから、文体は古く読み辛い。でも内容はよい。脚注や人名一覧が充実している。 読んでみてよくわかったのは、本書が『自由民権運動』真っ最中に発表された、高知県・旧土佐藩・自由党による一種のプロテスト運動の一環だという事だ。そのため、龍馬本人が出てこないエピソードも多い。従って、坂本龍馬という人は、やはり“自由民権運動期に再発見された人物”という側面を忘れてはならないと思う。 ちなみに本書が発行された2010年はNHKで「龍馬伝」をやっていた(そのおかげでの出版だったのだろう) 第一話冒頭で、本作著者の坂崎紫瀾(さかざきしらん)が、功成り名を遂げた岩崎弥太郎にインタビューに行く。坂本龍馬のことを聞きたいと訊ねる紫蘭に対し、パーティで泥酔した弥太郎は、「龍馬はこの世で一番嫌いな男だった。あれほど腹の立つ男はいなかった」と叫び、何故か泣き笑いの表情を浮かべた。(この部分はフィクションだけど)面白い切り口だと感心した覚えがある。 【余談】 今でこそ高知県を挙げて“龍馬推し”だけど、生誕地に立つ記念碑の揮毫は吉田茂。 「なんで吉田茂?」 …と思って歴史ボランティアをやっている人たちに聞いたら、 「選挙区が高知だったから、名前が刻まれた碑とかけっこうある。でも選挙の時以外はほとんど来たことないから…あんまり」 と、言葉を濁していた。自由党の流れを汲む人だったんだけどなぁ? …さもありなん(笑)
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