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大人になるということ PHP文芸文庫
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大人になるということ PHP文芸文庫

石田衣良【著】

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大人になるということ PHP文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2010/10/13
JAN 9784569675497

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商品レビュー

2.8

6件のお客様レビュー

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2015/06/03

大人になること。 正しさの基準を外側ではなく自分自身の中心に据えること。 そのうち自分を欺くのがうまくなり、本気で幸せだと思い込むようになるのかもしれない。 中学三年間我慢して、大学でちょっと遊んで、それから定年まで我慢して働く。我慢してるだけで人生終わっちゃう。 俺...

大人になること。 正しさの基準を外側ではなく自分自身の中心に据えること。 そのうち自分を欺くのがうまくなり、本気で幸せだと思い込むようになるのかもしれない。 中学三年間我慢して、大学でちょっと遊んで、それから定年まで我慢して働く。我慢してるだけで人生終わっちゃう。 俺たちはみんな待てなくなった。わからないこと後あればネットで検索して仮の答えを見つける。 全てが便利になったがなにかを待つことができなくなってるんだ。 できないことはできないんだ。それなのにお父さんは僕のことを否定した。 小さな競争に敗れるだけで弱さに打ちのめされるものだ。そういう時に追い打ちをかけるように比較されたらたまらないだろう。 どうすればいいかまるでわからない。だが、自分の中にある熱を信じるしかないじゃないか。 希望を持てる間はどんな希望だろうとしっかりとしがみつくといい。 お父さんは何倍もお金を稼いでいるかもしれない。 でも、相手のことをよりたくさん感じてわかってあげられる人の方が絶対に強いんだよ。 ドアを開けると好きな男が立っている。、これほどの喜びが他にあるだろうか。 どんなに暗く悪い時でも永遠に続くことはない。 それは幸せの時が続かないのと同じである。 胸と頭が喧嘩するとたいていは胸が勝つ。 相手は絶対にこちらが思う通りになんて動かない。人を相手にする仕事では一方的な思い込みとか矯正って絶対に上手くいかない。 でもこうだったらいいのにってつい押し付けたくなる。 相手の幸福が、自分にとって不可欠な状態を恋愛もいう。 自分のことよりも相手の幸福を第一に考えられてあげられるかな? 恋愛ってこの星の上にいる無数の相手の中から魂の双子を探し出すようなものだと思う。 好きな顔や体もあるよ。でも何より大切なのは魂の形だよね。 女は二種類にわかれる。ダイアモンドとパールの女。 せ合わせになるのは男たちの誰にでも値段がわかるダイアモンドの女。 真珠の良し悪しがわかる男なんて滅多にいない。 男性ならそれだけでも十分な精神的満足を得られるのかもしれない。 だが女性は違うのだ。自分だけを見つめてくれる男性がいなければ十分にはならない。 愛される実感がないと心の底からの満足は得られないのだ。 誰にも抱きしめてもらえない身体に何の意味があるのだろう。 横になった自分のそばに、別な熱を持った誰かの体を感じる。それはいつだって素敵なことだ。 寒さの厳しい北欧の恋人はいつまでも抱き合っているのだそう。 反対に赤道直下ではすぐに身体を離してしまうそうだ。 結局恋の熱量だって機構に左右される。 人間は動物だ。

Posted by ブクログ

2012/03/28

IWGPシリーズをはじめ、石田さんのいろんな小説からのフレーズ集。 大人になるということ、恋、この世界、働くということ、見極め、人との繋がり。 IWGPのⅣくらいまで、1ポンドの悲しみ、スローグッドバイ、眠れぬ真珠など自分が読んだもののフレーズだとその本の内容まで蘇ってきて良い。...

IWGPシリーズをはじめ、石田さんのいろんな小説からのフレーズ集。 大人になるということ、恋、この世界、働くということ、見極め、人との繋がり。 IWGPのⅣくらいまで、1ポンドの悲しみ、スローグッドバイ、眠れぬ真珠など自分が読んだもののフレーズだとその本の内容まで蘇ってきて良い。でも読んだことない本のフレーズだどあまり響いてこない…石田さんの本すべて読破したら、もう一度読みたいかな。

Posted by ブクログ

2011/10/04

2011/10/04読了 石田さんの描くフレーズは、どうしてこうも「考え」させられるものになるのか。心に直に染み入るのだ。引用したい文脈がたくさんあるわ。 石田さんの文章がどうして「読みやすい」か、その秘密がここにあるのだろう。インタビューではコピーライターが作家の文章力には特...

2011/10/04読了 石田さんの描くフレーズは、どうしてこうも「考え」させられるものになるのか。心に直に染み入るのだ。引用したい文脈がたくさんあるわ。 石田さんの文章がどうして「読みやすい」か、その秘密がここにあるのだろう。インタビューではコピーライターが作家の文章力には特に関係あるというとそうでもないとか言っていたけれど、いやいやそんなことは無いだろう。 心にしみこませる、コピーライターとしての才能や、それ以上に人生の中で考察したことやふいに思ったことを、うまい具合に登場キャラの心理として描いている。こういうセンス、わたしも欲しいな。 読んでいない本もある。またチェックしていきたい。

Posted by ブクログ

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