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「誰かボクに、食べものちょうだい」
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新日本出版社 |
発売年月日 | 2010/10/15 |
JAN | 9784406053945 |
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
衝撃的な内容だった。子どもの貧困率が日本はとても悪い、という客観的な事実は知っていたけど、その実態まで深く考えたことはなかった。単純に、年収が300万前後の家庭の子どものことだと思ってた。でも、実際は毎月の給食費1000円だせなかったり、月7000円の学童を払えなかったり、ぎりぎ...
衝撃的な内容だった。子どもの貧困率が日本はとても悪い、という客観的な事実は知っていたけど、その実態まで深く考えたことはなかった。単純に、年収が300万前後の家庭の子どものことだと思ってた。でも、実際は毎月の給食費1000円だせなかったり、月7000円の学童を払えなかったり、ぎりぎりの生活をしている(特に片親)世帯の子どもの悲痛な現状を垣間見た。昔よく読んだ水谷修先生の本を読んで児童福祉にかかわりたいと思った自分を思い出した。結局、安定した生活と収入を求めて違う業界に入ったけど、大学で心理学を学びたいと思った原点がここにあったことを改めて思い出した。結局、私は自分の生活が第一で、いろんな理由をつけてこの本にかいてある世界から遠ざかっている。私にできることは何なのか。かつては途上国の貧しい子どもたちが学校にいけるようなお手伝いをしたいと考えていたけど、マザーテレサが「豊かな国でも必ず貧困は存在している(だから、その国で弱者を救済するようにとの教え)」といったように、日本にも想像を絶するような貧困がたしかにここに存在していることをまざまざと見せつけられた本だった。
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全体的に悲観的な論調。 でも事実は事実。「貧困」家庭でない人が読んだら、この事実に少なからず衝撃を受けると思う。 問題の解決には「貧困層」の人だけの問題ではないという意識が必要なのだと思う。基地問題は「沖縄」だけの問題ではないのと同じように。
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