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水辺にて ちくま文庫
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水辺にて ちくま文庫

梨木香歩【著】

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水辺にて ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2010/10/10
JAN 9784480427724

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商品レビュー

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2024/10/02

241002*読了 梨木香歩さんのエッセイは、読み手を自然の中に連れ出してくれる。 今回はタイトルの通り、あらゆる水辺に赴き、さまざまな水上に浮かんだ。 私は体積の多い水が怖い。海も川も湖も。 船に乗れないわけではなくて、必要があれば大小問わず利用するものの、船に乗っている間中...

241002*読了 梨木香歩さんのエッセイは、読み手を自然の中に連れ出してくれる。 今回はタイトルの通り、あらゆる水辺に赴き、さまざまな水上に浮かんだ。 私は体積の多い水が怖い。海も川も湖も。 船に乗れないわけではなくて、必要があれば大小問わず利用するものの、船に乗っている間中、もし自分が今浮かんでいるこの水の中に落ちたらと想像せずにはいられない。 足を滑らせたら、船が転覆したら、とどんなに心地よい風に吹かれていても、意識がそちらに向いてしまう。私にとっては死を連想させる場所だからだと思う。 こういう性質を持っているものだから、ひょいと水の上に浮かび、その空間と時間を堪能できる梨木さんに憧れを抱く。 こんなにも水のそばで過ごせるなんて。 敬意を示しながらも、慣れ親しんでいるなんて。 本は私が行けない場所、行くことのない国の景色を見せてくれる。 梨木さんの美しい文章で見た景色、異国の地なのだけれど有名ではない、日本からわざわざ行く人の少ない場所のことを知り、思いを馳せる。 イギリスのとある街の地名が書かれていたので、気になってGoogleマップで調べてみた。 そこはポツンとクリスマスツリーが飾られた、さみしげな場所だったり、野草に囲まれた平坦な道であったりした。 でも、その街にもいろんな表情があるのは間違いないし、そこで暮らす人々の毎日がさみしいものなのかといえばそれだけではないだろう。 ただ、切り取られたその街の景色から私が感じたのはさみしさで、ただ悲しいさみしさではなく、美しいさみしさだった。 そして私はその見た景色を絵にしたいと思った。 梨木さんが見たそのままの景色ではないけれど、梨木さんの文章を通して私が見た、実際には行ったことも行くこともない場所のことを絵にして、別な誰かに見せたい。

Posted by ブクログ

2023/11/22

梨木香歩さんといえば、「西の魔女が死んだ」の印象が強いが、あの世界観にもみられる静かでひっそりとした、時に優しく時に怖いような自然の描き方は、こういう梨木さんの経験から生まれているのかなと思った。

Posted by ブクログ

2023/11/21

梨木香歩は、『村田エフェンディ滞土録』を読んで、その意外な骨太な内容に驚いた。 さらに、『沼地のある森を抜けて』では、『村田エフェンディ滞土録』と違うようで実は全然ブレていない、その内容に、この人ってふわぁーっとしているようだけど確固たるものを持っていて面白い人だなぁーと思った。...

梨木香歩は、『村田エフェンディ滞土録』を読んで、その意外な骨太な内容に驚いた。 さらに、『沼地のある森を抜けて』では、『村田エフェンディ滞土録』と違うようで実は全然ブレていない、その内容に、この人ってふわぁーっとしているようだけど確固たるものを持っていて面白い人だなぁーと思った。 そんなこともあって、この人ってどういう人なんだろう?という興味で、その後、エッセイを読んだのだんだけど、それは全然ダメだった記憶がある(^^ゞ そんなわけで、これもエッセイだからどうかなぁーと思って読み始めたんだけど、やっぱりこの人のエッセイは合わないなぁー。 ていうか、エッセイって、最近読んでいないので。 もしかしたら、エッセイ自体が今の自分に合わないだけなのかもしれないけど。 ただ。 「忘れるなよ。尻尾をつけてたときのことを」 これは、面白かった。 ていうか、すごく好きw この人は、やっぱり、物語の方が面白いんじゃないのかなぁー(^^)/

Posted by ブクログ