わたしがリーダーシップについて語るなら 未来のおとなへ語る

中曽根康弘【著】

• 販売会社／発売会社: ポプラ社
• 発売年月日: 2010/10/01
• JAN: 9784591120996

商品レビュー

2023/08/12

最初、昔話と自慢話という印象で、時々ぶっ込んでくる俳句がウザい。昔のインテリ、戦前のエリート、という感じ。
次に、やっぱり実績を残した昭和を代表する政治家なので、昔話も自慢話も超一級品で、ウザいを飛び越えて面白くなってくる。自伝という印象。
最後に、やっぱり勉強量・読書量は凡人のそれではなく、そこに戦争も含めて激動の20世紀を生きてきたエネルギーが感じられ、リスペクトに至る。
とても良かったので、中学生3年生の長男に進呈。

2017/02/03

「自分を修めた人でなければ、人のためにつくせない」
著者がリーダーシップの基本に据えているところです。

この本は中曽根元首相の人生をトレースしながらリーダーシップ論に深く食い込んでいきます。
息子に読ませたいと思ってかなり前に買ったのですが難しくてなかなか読んでくれません。
文字は丸ゴですが内容はかなり硬派です。
取り急ぎこの春休みに読ませます(￣^￣)ゞ

2014/12/26

思うに著者のようなタイプは自己アピールがうまい。よって書かれた内容を鵜呑みにはしない。ただし、彼が軍人として日本のために戦い抜いたこと、エリート家庭出身でも地盤があったわけでもないなか当選したこと、総理大臣になるという確信を持ち着々と勉強や準備をしていたことは、紛れもない事実だ。

総理大臣と経営者を置き換えれば、自分にも当てはまる。