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龍馬史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/09/30 |
JAN | 9784163730608 |
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龍馬史
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商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
この週末積読状態にあった磯田道史氏の「龍馬史」を読んだ。龍馬を通して描かれた幕末史ということで買ったのだが随分と読まずに積んでおいたのだが、龍馬が教科書から消えるかもという不穏なニュースに刺激され読み始めた次第だ。 事の次第は、高校と大学の教員らでつくる「高大連携歴史教育研究会...
この週末積読状態にあった磯田道史氏の「龍馬史」を読んだ。龍馬を通して描かれた幕末史ということで買ったのだが随分と読まずに積んでおいたのだが、龍馬が教科書から消えるかもという不穏なニュースに刺激され読み始めた次第だ。 事の次第は、高校と大学の教員らでつくる「高大連携歴史教育研究会」というグループが歴史教育の改革のため高校の教科書に掲載する主要な用語を半分程度に減らす代わりに、暗記だけでなく歴史の流れを理解することに、重きを置いていくべきという提案をした事がニュースに乗ったことで騒ぎになったようです(そこまでの騒ぎじゃなかったかも?)。 まあこの会が提案をまとめ発表したとしてもすぐに歴史教科書の在り方が変わるわけではないようなのでほっとはしましたが。 本作では坂本龍馬のの手紙などを紹介しつつフィクションとならないよう、彼はどういう育ち方をしたのか(良家のおぼっちゃまだったなんて知らなかった)、どんな人間と出会うことで成長し自分の主張を固めていったか、自分の思想が固まるにつれ彼が実際どういう思いで行動を起こしていたか、そしてその主張・行動がどのように江戸時代が終わることにつながっていったのかという考察が丁寧になされている。 歴史上の事実としては彼の暗殺の黒幕はわかっていないらしいが、それについてもいままで発表された様々な説に関しても考察をおこない、そしてそれらに的確に反証を行って最後に自説の会津藩首謀説を展開していてそれらのロジック展開をとても楽しく、軽快に読み進むことができた。 度重なる脱藩の理由も明確にされていて、彼の行動力の凄さと同時に暗殺を避けられなかったわきの甘いところも丁寧に説明されているので飽きずに読める歴史考察本となっていて、幕末あたりの歴史に興味がある方、龍馬ファンの方は絶対楽しめるおすすめの好書だと思う。 そんなちょっとばかりお勉強になる龍馬本を読むBGMに選んだのがJohn Patitucciの”Heart of the bass"だ。六弦ベースの超絶プレイがすごい。 https://www.youtube.com/watch?v=K7RqbZzGfoo
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とりあえず読了。「あれほどの大仕事を成し遂げた人物だから、暗殺を指示した黒幕は、とてつもない大物であってほしいし、そうでなければならない」などという洗脳というか、暗示に自分自身もかかっていたようだった。(P.S.2年半後の平成25年5月8日、NHK1ch「歴史秘話ヒストリア」で...
とりあえず読了。「あれほどの大仕事を成し遂げた人物だから、暗殺を指示した黒幕は、とてつもない大物であってほしいし、そうでなければならない」などという洗脳というか、暗示に自分自身もかかっていたようだった。(P.S.2年半後の平成25年5月8日、NHK1ch「歴史秘話ヒストリア」で、龍馬暗殺の実行犯が解明。断定は避けたものの、京都見廻組の桂早之助であることは100%確実。でも著者の磯田氏は「桂早之助ではない」と書いてたような)
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龍馬についてだけでなく、大政奉還に至るまでの周辺の動きまで丁寧に書かれている良著だと思います。龍馬暗殺の黒幕考察も、様々な史料からパターンに分けて分析されており一読の価値あり。
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