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人間失格? 「罪」を犯した少年と社会をつなぐ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本図書センター |
発売年月日 | 2010/09/30 |
JAN | 9784284304436 |
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人間失格?
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
一時話題になった少年法改正問題。気にはなっていたが、今までじっくり考える機会がなかった。本書は、少年法論議の基本的な枠組みであろう「国親・保護・矯正・包摂」的発想と「大人=子ども関係のフラット化・自己責任・厳罰」的発想を提示しつつ、世間の大勢は前者から後者へ移りつつあるとしている...
一時話題になった少年法改正問題。気にはなっていたが、今までじっくり考える機会がなかった。本書は、少年法論議の基本的な枠組みであろう「国親・保護・矯正・包摂」的発想と「大人=子ども関係のフラット化・自己責任・厳罰」的発想を提示しつつ、世間の大勢は前者から後者へ移りつつあるとしている。そしてその背景に、価値観の多様化(普遍的価値への信頼低下)→個人の価値観のゆらぎ→具体的な身近な他者による承認欲求→自分の属する仲間集団への過度の心理的依存→異なる個人・集団に対する共感・想像力の低下→包摂より排除、というストーリーがある。これが著者の見立てである。その妥当性については、もう少し自分なりによく考える必要があると思うが、少年法論議を入り口に、めざすべき社会像を考える素材には十分になると思う。
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読売新聞の広告で見て題名に引かれて購入しました。 ・・・・が かなり興味深い内容でしたね。 一昔前、神戸の事件や長崎の事件など「少年」が起こした事件が多く報道された時期がありました。その頃から「少年法」の改正が行われ厳罰化が進み、そして社会が少年たちを「今時の若者」から「よくわ...
読売新聞の広告で見て題名に引かれて購入しました。 ・・・・が かなり興味深い内容でしたね。 一昔前、神戸の事件や長崎の事件など「少年」が起こした事件が多く報道された時期がありました。その頃から「少年法」の改正が行われ厳罰化が進み、そして社会が少年たちを「今時の若者」から「よくわからない異質なもの」に見るようになってきました。 皆さんも昔の不良より、今の若者は「よくわからん」気がしませんか? ヤンキーマンガの不良は今や絶滅危惧種ですよね そんな、少年を社会学の視点から見たのが本書です。 皆さん、少年犯罪って増えてると思います? 実は減ってるんです。逆に報道は過激になってますが。 少年犯罪って凶悪になってると思いますか? 実は昔とさほど変わってないんです。まるで今の事件は昔より過激のような報道はありますが。 そうなんですよ。 ほとんど、報道される表面上しかほとんどの人は見ていないんです。 それで恐怖を感じ過剰に反応し過激になっていく。 その結果、少年法が改正され厳罰化の方向へ・・・・・ でもそれは一面にしか過ぎない。 少年側から見たら! 社会側からみたら! それを論じるのが本書。 納得の一冊ですが、「答えはありません。「正しい方向」も示しません。 ただヒントや考える問題を提起してくれます。 事件を起こした少年たちがみんな特別なのではありません。そんな少年を排除すれば良い問題ではありません。 自分の子供が「絶対にそうはならない」と言い切れる人はいない筈です。 でも人は異質なものを排除したがります。それが明日の自分かも知れないのに・・・・ それでもあなたは、排除しますか。 わけのわからない少年たちを排除しますか、それとも・・・・ 震災で「絆」や「つながり」が再認識された今、いい方向へ向かえば良いなと思う今日この頃です
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なにこれうざい。 内容を箇条書きにして見ればまともなことを書いているとは思うけれど、子供への目線が単に社会学的な関心のみを向けているようにしか感じられなくて不愉快。 「新型うつ」をこきおろす精神科医を見るときと同じ気分。 少年の凶悪化が叫ばれる昨今ですが統計をきちんと見ればそう...
なにこれうざい。 内容を箇条書きにして見ればまともなことを書いているとは思うけれど、子供への目線が単に社会学的な関心のみを向けているようにしか感じられなくて不愉快。 「新型うつ」をこきおろす精神科医を見るときと同じ気分。 少年の凶悪化が叫ばれる昨今ですが統計をきちんと見ればそうでもないんですよという、もういろんなところで指摘されまくっている説明から入るので、「子供をきちんと見ましょう」的なものを期待したらそうでもなかった。 見方が「最近の若いもんは」に近い。 子供をとっかかりにして社会を論じているだけで、子供を見て書いたものじゃない。 あと書き方がまどろっこしい。 このジャンルにうとい人向けの懇切丁寧な説明なんだろうけど、どこでも読めるよくある言葉を延々と繰り返すから飽きる。 昔の不良はきちんと筋が通っていた、今の子は幼稚でろくにコミュニケーションも取れないから、断れずに群れてはいても集団ではないとか、そういう類の、不良をかっこいいと思っていた世代の価値観をそのままひきずっているかのようだ。 昔の不良が優等生をさげすんだのと同じように、今の子が同情を引きたがる類の、注意してくれる人がいることを前提とした反抗を好まないのだとは思わないんだろうか。 子供を育てたいというより、社会をまっとうにしたいのだろうと思う。 それはそれでかまわないんだけど、口調だけは子供のためっぽいのがイラつく。
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