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休戦 岩波文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2010/09/16 |
JAN | 9784003271711 |
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休戦
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商品レビュー
4.8
13件のお客様レビュー
『アウシュヴィッツは終わらない これが人間か 』の続編とも言うべき著者の第二作目。ナチス・ドイツが戦争に敗れ、著者もアウシュヴィッツ収容所から解放されたのち、紆余曲折を経て、故郷イタリアに帰還するまでの記録。文章力があるので、読んでいてまったく飽きなかった。収容所時代よりは希望の...
『アウシュヴィッツは終わらない これが人間か 』の続編とも言うべき著者の第二作目。ナチス・ドイツが戦争に敗れ、著者もアウシュヴィッツ収容所から解放されたのち、紆余曲折を経て、故郷イタリアに帰還するまでの記録。文章力があるので、読んでいてまったく飽きなかった。収容所時代よりは希望のない生活ではない。しかし、「終戦」ではなく「休戦」しているに過ぎないと受け取れる世界観にのちに筆者の自殺につながる悲観主義が根底に流れている。私はその悲観主義が好きだ。
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フランクルの『夜と霧』の次に読んだ。淡々と、思った以上に明るく話が進むものの、その終わり方と最後に作者のその後を知ると、言いようもない苦しい気持ちになる。解放され、世界がどんどん「戦後」になっても、収容された彼らの戦いはずっとずっと終わらなかったんだなと。
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第二次世界大戦のソ連を舞台にした小説を読んだので、積読状態にしておいた同時期のこの本を読むことにした。 複雑性PTSDの患者の整理しようのない感情と絶え間ない苦痛と非人間的な環境に対する絶望の吐露ではじまり、自分の人生を取り戻せないまま終わる。 彼はがん治療で苦しむ母を見て呼...
第二次世界大戦のソ連を舞台にした小説を読んだので、積読状態にしておいた同時期のこの本を読むことにした。 複雑性PTSDの患者の整理しようのない感情と絶え間ない苦痛と非人間的な環境に対する絶望の吐露ではじまり、自分の人生を取り戻せないまま終わる。 彼はがん治療で苦しむ母を見て呼び起こされたラーゲリの記憶に、追い立てられるように投身自殺をした。彼はとうとうラーゲリ以前とラーゲリ以後の人生を統合できなかった。 読んでから気付いたけれど、この本の題名は「終戦」ではなく「休戦」だ。彼だけではなく多くの人が人生を戦争の悪夢に塗りつぶされてしまった。
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