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イラスト図解 お城の見方・歩き方 知っておけば10倍楽しめる!
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHPエディターズグループ/PHP研究所 |
発売年月日 | 2010/09/13 |
JAN | 9784569791111 |
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イラスト図解 お城の見方・歩き方
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商品レビュー
2
2件のお客様レビュー
数冊、著者の本を読んでいるため、もう名前も憶えています。 今まで読んだうちで、一番分かりやすい城ガイド本でした。 お城のフォルムは好きですが、あまり詳しいことは分からず、漠然と認識していた程度。 今、城として認識されているものの典型は、戦国時代の城郭ですが、この本には「1495...
数冊、著者の本を読んでいるため、もう名前も憶えています。 今まで読んだうちで、一番分かりやすい城ガイド本でした。 お城のフォルムは好きですが、あまり詳しいことは分からず、漠然と認識していた程度。 今、城として認識されているものの典型は、戦国時代の城郭ですが、この本には「1495年に北条早雲が小田原城を乗っ取ったのが戦国時代の始まりで、1590年に秀吉に攻撃されて小田原城が落城したのが戦国時代の終焉」と書かれていました。 つまり北条五代を戦国時代とするという見方は、なかなかわかりやすく、今までの曖昧な理解の霧が晴れた気がします。 天守閣は、外見は威風堂々としていますが、実際には物見くらいしか実用性はなく、もっぱら城主の権威を誇示するアイテムだったとのこと。 窓が少なく小さいため、常に薄暗く急階段のため、とても人が住めるような場所ではありません。 実際に上ると、不便さを感じるものの、当時の人たちはそれをよしとしていたのかと思っていましたが、やはり使いづらいという感覚は昔から共通していたようです。 天守には、敵を撃ち落とす銃口があるのが常ですが、実際にそこから銃を撃って撃退した話は聞いたことがないということ。 作ってはいたものの、実戦に利用されなかったのですね。 すでに徳川の世になり、平和になった江戸時代の武士は、もはや戦に出ることはなかったため、当時役に立たないのは天守と武士だったと記されています。 どちらもカッコイイ印象がありますが、本当に形骸化された、格好だけのものという点が共通していたようです。 また岐阜城は難攻不落の城と言われ、「美濃を制する者は天下を制する」という言葉があるのはこの城所以だと知りました。 地の利について言っているものととらえており、根拠がお城だったとは思いませんでした。 戦後、天守閣の再建ブームが起きたものの、平城ではなく山城に天守が築かれるアンバランスさがあったそうです。 平城と山城は形が違うもので、山城の天守閣は平城以上に必要のないものとなってしまいます。 城郭の専門家がいなかったということでしょうか。 近年ではそうしたミスはなく、厳密な調査のもとに再建が行われているそうですが、今度は建築基準法が適用されることになったため、忠実な再現は難しくなっているそうです。 CGによる映像復元が主流となっているのは、予算面だけが理由ではないと知りました。 美しさや勇壮さを前面に紹介した本ではなく、実際的な情報が多く掲載されているため、外見に憧れを抱いている人は夢が壊れてしまうかもしれませんが、城郭を全般的に知ることができて為になります。 著者はやはりマニアレベルで城郭好きなのだと感じたのが、縄張り図の書き方コーナーがあったこと。 用意すべきはトレーシングペーパーと製図ペンです。 「自分で図を描くことによって、初めて城への理解が深まる」とは、なかなか要求値が高いです。 「縄張り図を描けるようになったら、もう一人前の城郭研究者と言えるのである」そうで、私にはまだまだ遠い道のりです。 さらに、もっとすごいと驚いたは「腰掛けの存在を感じる」ことが項目立ちしている点です。 「腰掛けを想像し、下級役人の悲哀を心で感じてみる」というサブタイトルがついていました。 腰掛けとは、城に上がる主人に同行したおつきのものが待っている場所のこと。 主人が戻ってくるまで、朝から夕方まで待っていることもあるそうです。 そんな腰掛けが城の敷地内入ってすぐの場所にあったのは確かであるものの、明治以降に無用の長物とされて取り壊されたため、現存例はないとのこと。 復元もされていないようです。 それを感じて、さらに待たされ人の悲哀を感じるとは、なんてタモリ倶楽部的な発想! 本当に城を愛してやまない人なんだと感じました。 天守の破風は、全くデザインの違う入母屋、切妻、千鳥、唐の4種類を組み合わせたものだという建築上の説明に興味が湧きました。 今度お城に行った時には、破風に注目して観賞しようと思います。
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※このレビューにはネタバレを含みます
歴史小説を読むと城の造りや専門用語(虎口や曲輪など)が時々現れる。何のことか解らないのでイマイチのめり込めない部分があった。そんな時に初心者からでも解る様々な解説がある本書に出会い読んでみた。 屋根の形や門、天守と御殿など詳しく説明がされており、私にとっては今後の読書に向けて良いインプットとなった。 マニアっぽい事は解りかねるが、さらっと読むには問題なし。 実際に訪れ、見て歩きたくなる1冊だった。 城を全く知らない人にはお勧めできる。 ただし、イラストだけはちょっといただけない感じ。
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