分子薬物動態学

杉山雄一(著者), 楠原洋之(著者)

• 販売会社／発売会社: 南山堂
• 発売年月日: 2008/04/01
• JAN: 9784525723712

商品レビュー

2020/08/19

2020/5/15
分子薬物動態学コラム 杉山雄一先生

大学院生との研究生活 教育の楽しみ
研究者として信じられるのは正しい実験データと自分の頭を使った解釈だけ

GeneralistかSpecialistか
研究には智慧が必要
智慧を得るためには徹底的に研究生活にのめり込むしかない
徹底的に読み込むオリジナリティの高い論文を10近く身近におき、先達が当時どのような気概を持って研究を企画し遂行していったかに思いを馳せながら読むべき 記述、図表をほとんど記憶するまでに読み込む
なぜ？なぜ？なぜ？と繰り返し問いかける

座右の銘
気楽にベストを尽くそうという姿勢

研究興味の持続性、粘り強さの重要性
千万人と言えども我行かんという精神をもっていないと成功しない

他の研究領域の研究者とのインタラクション
銅鉄研究も必要
銅鉄研究を連結して物語を紡いでいくのが指導者の役割
物語性のある研究を継続していくことの重要性

銅鉄実験
語源は，銅を材料にしてすでに結果が発表されている研究を，鉄を材料に変えて追試する実験から来ている．転じて，結果は約束されているがオリジナリティーや新奇性に乏しい研究のこと

Fork in the Road
まず本当に自分が目指す研究を真剣に考えるべき
目標が決まればそれを実現するために何をすれば良いのか
必要ならば何年かけても新しい領域と技術を勉強する必要性を真剣に考えることが大切

Brain storming
一年に数度は丸一日を費やして自らBrain stormingする
自分にとって何が重要なのか 自分は何を目指しているのかを瞑想する
エネルギーを必要としないパターン化した仕事をこなすことで満足していないだろうか？

国際化の必要性
外国人と交流する

2009/11/13

教官を総動員して書いた分子薬物動態学に関する本。

僕の研究室の研究内容の概要が載っています。

今までセミナーや論文を聞いてて真意や本質がわからなかった計算方法や概念など、開いてみるとびっくり、わかりやすく全部載ってるー（゜Д゜）

この本の前身の本より数倍読みやすくなっていて（パラメーター表示されているし、定義もしっかりなされている）学生フレンドリーな本

杉山先生（ボス）のコラムの人生哲学が面白いです

学生にも買えるようにと、７００P弱ある専門書なのに１００００円以下の値段に抑えたそうで。でも高いから後輩の借りているけどなー。

発表前に乱読中