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宮廷の愛人(上) ブーリン家の姉妹 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2010/09/25 |
JAN | 9784087606102 |
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宮廷の愛人(上)
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商品レビュー
3.4
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エリザベスを追いかけるロバート・ダドリー。愛情よりも権力欲が目的のダドリーですが、彼の手練手管に絡みとられてゆくエリザベス。 後に処女王として「イングランドと結婚しました」と宣う彼女の強かさ。アラン伯やフェルディナント大公相手には、その片鱗が見えるものの、ダドリー相手には素朴な生...
エリザベスを追いかけるロバート・ダドリー。愛情よりも権力欲が目的のダドリーですが、彼の手練手管に絡みとられてゆくエリザベス。 後に処女王として「イングランドと結婚しました」と宣う彼女の強かさ。アラン伯やフェルディナント大公相手には、その片鱗が見えるものの、ダドリー相手には素朴な生娘のような態度を見せてしまいます。これが、惚れた弱みと言うものなのかしら。 ダドリーの妻であるエイミーも、純粋なまでに彼の夫が、俗にいう「良き夫」であることを信じてやまない。そして「良き妻」であろうとして、自らを苦悩の中に起き続けてしまいます。 権力にこだわることをやめて、奥さんの元へ戻ってくればいいのに。まあ、恋に恋焦がれている時分に、盲目のまま結婚した二人が、時を経て違う景色を求めるようになってしまったというのは、ありがちな結末ではあるのかな。 この3人の恋模様が、どう転がってどんな場所に落ち着くのか。 ダドリーはエリザベス女王の愛人の一人だったと思うのだけど、女王様は生涯に何人か愛人がいたので、いつの愛人になるのかがちょっと記憶から出てこない。 調べればわかることだけど、確か最後の愛人だったような気もする。 とすると、上巻の状況からは二転三転してゆくのか。 中途半端な予備知識の答え合わせもしながら、読み進めている「宮廷の愛人」上巻。 下巻で答え合わせされるはずなので、続き続き。
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「ブーリン家の姉妹」シリーズ3作目、ということになるのですね。 アン・ブーリンの娘であるエリザベスが、若き女王になってからの話。 このあたりの時代が好きなので、詳しく描かれているのは嬉しい。 1558年、エリザベスが女王に即位し、祝福されます。 異母姉のメアリー女王が没するまで...
「ブーリン家の姉妹」シリーズ3作目、ということになるのですね。 アン・ブーリンの娘であるエリザベスが、若き女王になってからの話。 このあたりの時代が好きなので、詳しく描かれているのは嬉しい。 1558年、エリザベスが女王に即位し、祝福されます。 異母姉のメアリー女王が没するまで、プロテスタントの迫害があり、国は混乱していたから。 今度はカトリックの肩身が狭くなる番だが、エリザベスは宥和政策を取ってバランスを取ろうとします。 女王は他国の王家と婚姻して、有意義な同盟を結ばなくてはならないのですが‥ 幼馴染の寵臣ロバート・ダドリーを主馬頭に任命し、宮廷の催しを任せます。 ロバートの父はかって宰相でしたが大逆罪で処刑され、ロバートもしばらくはロンドン塔に投獄されていた身。釈放されても仕事がないままでした。 それでも、エリザベス自身よりも宮廷で暮らした時期が長く、儀礼に通じていたというのが面白い。 どう振る舞ったらいいかわからないエリザベスにしきたりを教え、巧みにイメージアップを図っていくのです。 ロバートには若くして結婚した妻のエイミーがいるのですが、農場暮らしが好きで宮廷が嫌いという女性なので、都には出てこないまま。 互いに見た目で恋をして結婚してしまったこの夫婦が、いかに合わないかがありありと描かれていて、よくわかり、なんとも言えない気持ちに。 離婚が難しい時代の辛さというか。この時代でも不可能ではなかったので、エイミーは別れたほうが良かったのにね、というか。 (ロバートの場合、もしも、16歳で結婚しちゃわなかったら、父の謀反にもっと加担させられて命を落としただろうと思うと、ナンですが) 前の作品に比べると、命がけの危険が続く重さが薄れている分、読みやすいかも。 この作者はどうも、メアリー女王のほうが好きなんだなというところが微妙ですね(笑)
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ブーリン家の姉妹3上巻。 この巻、面白くて一気に読んでしまった!1,2巻も面白かったが、常に緊張感、というか、主要人物があっけなく処刑されていく暗さがつきまとい、重苦しい気分で読んでいたが、エリザベスが女王になり、1,2巻ほどは切迫感がなくなって明るい気持ちで読めたせいかも? 翻...
ブーリン家の姉妹3上巻。 この巻、面白くて一気に読んでしまった!1,2巻も面白かったが、常に緊張感、というか、主要人物があっけなく処刑されていく暗さがつきまとい、重苦しい気分で読んでいたが、エリザベスが女王になり、1,2巻ほどは切迫感がなくなって明るい気持ちで読めたせいかも? 翻訳の良さも影響してるかな。洋書読んでるという感じがしなかった。 エリザベス女王の時代をロバート・ダドリー目線で読ませる。時々、妻エイミー目線あり。早く下巻を読みたい。あまりの面白さに他の事が一切ストップしている(汗)
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