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犬身(上) 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2010/09/05 |
JAN | 9784022645647 |
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犬身(上)
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商品レビュー
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八束房恵は、腐れ縁の久喜洋一とともに『犬の眼』というタウン誌を発行する仕事をしています。彼女は幼いころから「犬になりたい」という願望をもっており、自分が人間として生まれてきたことに違和感をもつ「種同一性障害」だと自分のことを理解するようになります。 房恵は、ナツという犬を飼って...
八束房恵は、腐れ縁の久喜洋一とともに『犬の眼』というタウン誌を発行する仕事をしています。彼女は幼いころから「犬になりたい」という願望をもっており、自分が人間として生まれてきたことに違和感をもつ「種同一性障害」だと自分のことを理解するようになります。 房恵は、ナツという犬を飼っている陶芸家の玉石梓という女性に出会い、彼女の飼い犬になりたいと願うようになります。そんな房恵に対して、「天狼」というバーを経営する朱尾献という男が、彼女を梓の飼い犬にする代わりに、彼女の魂をゆずらないかという契約をもちかけてきます。そんななかで、ナツが死んでしまうという事件が起こり、房恵は半信半疑ながらも牛尾と契約を結ぶことを決意します。 こうして房恵は犬のすがたとなり、梓のあたらしい飼い犬として引きとられ、「フサ」と名づけられます。ところが梓には、彼女の活動をプロデュースしている兄の彬とのあいだに思いもよらない秘密をかかえていました。フサはそのことを知って驚き、梓とともに苦しむことになります。 犬にすがたを変えられるという設定にはちょっと度肝を抜かれました。家庭内のドロドロした事情をのぞくための装置ということであれば、筒井康隆の「七瀬シリーズ」の第一作である『家族八景』におけるテレパスという設定と同工異曲ですが、冒頭の房恵と久喜のやりとりからアクの強い叙述となっており、整った文体なのに妙な粘り気を感じてしまいます。 おもしろく読むことができたものの、心に負荷のかかる読書体験でした。
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犬身 上(朝日文庫) 著作者:松浦理英子 朝日新聞出版 犬好きにはうってつけに一冊です。著作者による本格的な長篇小説の待望に文庫化。 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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四章のうち、第一章「犬憧」読んだだけで 十分におもしろく。 逆に、残りはどう展開すんの!? って感じにさせるくらいだった。 まぁ、それから先は どろどろ。を絡めていっちゃったけど。 でもそれも面白かった。 なんだろぉ。 なんか彼女の何かに対する不満さ、 とい...
四章のうち、第一章「犬憧」読んだだけで 十分におもしろく。 逆に、残りはどう展開すんの!? って感じにさせるくらいだった。 まぁ、それから先は どろどろ。を絡めていっちゃったけど。 でもそれも面白かった。 なんだろぉ。 なんか彼女の何かに対する不満さ、 というか、じれったさというものみたいのが なんか響いてきたかなぁ…
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