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新世界崩壊 上小野田警部の恥辱の事件 講談社ノベルス
定価 ¥880
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/09/08 |
JAN | 9784061827400 |
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新世界崩壊
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ニューヨークの一室でシンディは特殊な任務を遂行する。 ある時はイギリスとアメリカ、ある時はニューヨークからサンフランシスコと瞬時に移動して殺人を行う。 FBIに出張してきた上小野田警部はシンディに“理想の犯人”の匂いを感じ、彼女の住む坂の上の館で対決を挑むが・・・。 英米同時進行の二段プロットに刮目せよ!! 上小野田警部シリーズの二作目。この作品の前のバカミスが三崎黒鳥館なので、バカミス作者としてもう限界突破していて本作も驚天動地のアイディアが光ります。 もうやりたい放題ですよ 瞬間移動の真実が建物の一室というのは読めますが、舞台が高級ヘルス(中盤で警部自ら言ってた)で二段プロットの正体が二階と一階とまでは読めなかったなぁ。 曲者なのは主人公の上小野田警部がFBIに出張しているという“演劇”を読者は認知できないことで、こればかりは一作目で上小野田警部の性格を把握していないと厳しいか。 そして終盤、方眼紙の牢に囚われた警部は本来作中人物が認識できないはずのテキストトリックを目の当たりにし、警部自身が倉阪鬼一郎著「新世界崩壊」の“演劇的人物”で“小説の中の登場人物”ということが示唆されるのは圧巻の一言。 さらに終盤、前作では蔑ろにしていた犯人の動機の部分で上小野田警部最大の恥辱が明らかにされてしまうことには畏敬の一言。 これは三崎・五色沼と並んで倉阪鬼一郎氏の秀作ですね。
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なにから感想を述べればいいのかわからない。 バカミスとは、単なる予想外のトリックを生み出した功績ではなく、恐ろしいほど丹念に、そして努力の賜物だと示しているのか。 紛れもなくミステリである。が、ミステリではない。読者への挑戦である。が、読者への挑戦ではない。意味不明だと思われるだ...
なにから感想を述べればいいのかわからない。 バカミスとは、単なる予想外のトリックを生み出した功績ではなく、恐ろしいほど丹念に、そして努力の賜物だと示しているのか。 紛れもなくミステリである。が、ミステリではない。読者への挑戦である。が、読者への挑戦ではない。意味不明だと思われるだろうが…なんというか、今迄出会ったミステリとはベクトルがちがうのだ。 某作家の構図の逆転?いや 「女性だと思ったら、電車だった」←この文なんかよりも破壊力が…もはや語りようがない。 とんでもない作品に出会ってしまった笑
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※このレビューにはネタバレを含みます
古書店にて『不可能楽園〈蒼色館〉』と共に購入。初倉阪鬼一郎である。本来なら順番通りに読むべきなのだろうが、古本でなければ手にすら取っていなかったであろうことを考えると、これも一つの巡り合わせということで。何はともあれ、当初から感じていた登場人物に対する違和感が次第に明らかになり、同時に新世界の真の姿が暴露されるという内部構造は純然たるミステリ(外装がバカバカしいだけで)であり、帯にある「文庫化不能!」も頷ける偏執症的怪作。原稿用紙の件や、ネタばらしの箇所でページ数を指摘する等ややメタっぽい箇所もあり。
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