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戦後日本の地方議会 1955-2008 MINERVA人文・社会科学叢書145
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戦後日本の地方議会 1955-2008 MINERVA人文・社会科学叢書145

馬渡剛【著】

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戦後日本の地方議会 1955-2008 MINERVA人文・社会科学叢書145

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房
発売年月日 2010/08/27
JAN 9784623057870

戦後日本の地方議会

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商品レビュー

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2014/12/28

これまでの地方議会研究では、首長と比べて地方議会の影響力は小さい、またはインフォーマルな形でしか影響力を行使していないとされてきたのに対して、本書では、議案修正・否決や国会への人材輩出といった地方議会(都道府県議会)のフォーマルな政策的影響力に焦点を当て、それに積極的な評価を下し...

これまでの地方議会研究では、首長と比べて地方議会の影響力は小さい、またはインフォーマルな形でしか影響力を行使していないとされてきたのに対して、本書では、議案修正・否決や国会への人材輩出といった地方議会(都道府県議会)のフォーマルな政策的影響力に焦点を当て、それに積極的な評価を下している。都道府県議会の議案修正・否決事例を包括的に集成・分析するなど、地方議会の実証研究として非常に価値が高い。ただ、地方議会の個々の議案修正・否決事例は政策的影響力行使の事例として興味深く、フィルターとしての議会が機能していることは理解できるのだが、その絶対数が少ないことはいかんともしがたく、本書によりこれまでの通説が完全に否定できたとは言い難いという印象も持った。国会議員の人材供給源の分析の中で、官僚出身者が政策専門家として閣僚等に昇進していくのに対し、地方議会出身者は議会対策の専門家として、国対委員長への昇進経路が確立しているという指摘は興味深かった。

Posted by ブクログ

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