なにもない旅 なにもしない旅 知恵の森文庫
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なにもない旅 なにもしない旅 知恵の森文庫

雨宮処凛【著】

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なにもない旅 なにもしない旅 知恵の森文庫

定価 ¥754

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2010/09/08
JAN 9784334785642

なにもない旅 なにもしない旅

¥385

商品レビュー

3.7

13件のお客様レビュー

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2025/03/25

つげ義春の 「貧乏旅行記」のオマージュ作品のような本書。 わざわざ貧乏臭い場所に行き、何もなさに打ちのめされ、宿のボロさやマズイ食事に嫌な思いをして、虚無感に襲われて絶望する。 それが彼女の 「旅の作法」だ。P11 なぜそんな旅を性懲りも無く何度も繰り返しているのかというと、...

つげ義春の 「貧乏旅行記」のオマージュ作品のような本書。 わざわざ貧乏臭い場所に行き、何もなさに打ちのめされ、宿のボロさやマズイ食事に嫌な思いをして、虚無感に襲われて絶望する。 それが彼女の 「旅の作法」だ。P11 なぜそんな旅を性懲りも無く何度も繰り返しているのかというと、侘しい思いをするのが目的だからだ。 斬新な旅の心意気。 これは間違いなく、飽和状態の物だらけ世界に生きている、平和ボケしている私たちの心に激しい稲妻を落とすだろう。 P169 田舎臭いオババ臭が漂う駅ビルのある木更津、駄菓子の味のする焼きそば。 行ってみたいし食べてみたいな。 P188 つげ義春が旅に出ると、仕組まれたように決まっていつも貧乏くさい展開になる。 どうしようも無く身に染みる侘しさ、そこには著者が理想とする 「日本の旅」がある、という。 P192 生きている人間のいない場所は安心する。 だだっ広い平地に規則正しく並べられた墓、を見るのが好きな著者。 その行為を彼女は、 「墓見」と名付けている。 これは非常に共感を呼ぶ趣味だ。 動物や天災も怖いけど、何よりも自分を脅かすものは人間だと思っている自分にとって、人ばかり存在すると地球はストレスフルな地獄だ。 彼らが死んで燃やされ、もうこの世にいないことを証明しているものが墓だから、文字通りそこに命あるニンゲンは一人もいない。 自分だけのパラダイスだ。 墓を見ると心が落ち着く。 ちなみにいま自分が住んでいる9階建てマンションの真下もお墓です。 その隣も別の墓地が広がっている。 見通しがよく、遠くの景色がよく見える ます! 墓と共に暮らす生活、クセになる。

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2023/01/18

感想 何もないようだがそこには確かに生活がある。自分はあくまで旅人。その矩を超えずに侘しさに身を浸す。煌びやかな現代で一息つける貴重な時間。

Posted by ブクログ

2019/12/15

なにもなさに打ちのめされる旅、 感動の出会いもなく、 ただただ無駄に時間を過ごし。 著者の愚痴が妙に共感を覚える。 旅本としてはまず役に立たない本だが、 この何もなさが良い。 人生において僕自身もこういう経験をいっぱいしてきた気がするな。華やかな場所よりも、ちょっとうらびれた飲み...

なにもなさに打ちのめされる旅、 感動の出会いもなく、 ただただ無駄に時間を過ごし。 著者の愚痴が妙に共感を覚える。 旅本としてはまず役に立たない本だが、 この何もなさが良い。 人生において僕自身もこういう経験をいっぱいしてきた気がするな。華やかな場所よりも、ちょっとうらびれた飲み屋さんが安らぐような感覚だろうか。 うまい例えじゃないかもしれない。 世の中には優しい人も、優しくない人もたくさんいて、どちらでもない人々と、何者でもない自分を感じれます。 この本は何もないと言いましたが、少なくとも僕はこの本の影響で、苫小牧に行ってみたいと思いました。 こういう旅本があってもいいと思うので、 ぜひ続巻も出してほしいです。

Posted by ブクログ