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耳なし芳一からの手紙 徳間文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2010/09/02 |
JAN | 9784198932176 |
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耳なし芳一からの手紙
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商品レビュー
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『怪談の道』を遡るようにして、読了。 この作品からは、小泉八雲の匂いは、ほとんどしない。 かといって、がっかりする理由はない。 我らが、浅見光彦の登場だ。 その前に、もっと個性のある人物も登場する。 漫画家志望の女性と、自称 殺人犯のヤクザ。 この2人が、望まぬとも浅見光彦の脇...
『怪談の道』を遡るようにして、読了。 この作品からは、小泉八雲の匂いは、ほとんどしない。 かといって、がっかりする理由はない。 我らが、浅見光彦の登場だ。 その前に、もっと個性のある人物も登場する。 漫画家志望の女性と、自称 殺人犯のヤクザ。 この2人が、望まぬとも浅見光彦の脇を固める。 この作品では新幹線で起きた殺人事件と、謎の手紙が鍵を握る。 この手紙の差出人こそ、耳なし芳一なのだ。 今回の社会性は更に規模が大きく、太平洋戦争まで遡る。 また得意の風土も盛り込み、下関と東京を往復する。 果たして、実行犯と手紙の差出人は誰なのか? そして、真の目的とは何か? 最終章でそれは明らかになるが、その先は読者の胸に託される。
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光彦と、漫画家を目指すため家出して上京したヒロインの果奈、ひょんなことから果奈の用心棒代わり(?)となったヤクザ高山の三人のかけあいが面白い作品。登場人物が印象的に描かれている。 物語の核心は、ひたすら救い難い。ラストシーンで光彦がこぼしたセリフ「何が正しくて何が不正なのかー(...
光彦と、漫画家を目指すため家出して上京したヒロインの果奈、ひょんなことから果奈の用心棒代わり(?)となったヤクザ高山の三人のかけあいが面白い作品。登場人物が印象的に描かれている。 物語の核心は、ひたすら救い難い。ラストシーンで光彦がこぼしたセリフ「何が正しくて何が不正なのかー(中略)この世には救われない魂というものが、たしかにあるー」 その通りだと思った。
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浅見光彦シリーズの一作。漫画家志望の家出娘と自称殺人犯がたまたま新幹線で隣り合わせ、その新幹線の車中で殺人事件が起こってしまう。この二人連れの東京での身元保証人になってしまう光彦を交えた、キャラクターの異なる三人の掛け合いが面白い作品。登場人物の一人一人の特徴がしっかりと描かれて...
浅見光彦シリーズの一作。漫画家志望の家出娘と自称殺人犯がたまたま新幹線で隣り合わせ、その新幹線の車中で殺人事件が起こってしまう。この二人連れの東京での身元保証人になってしまう光彦を交えた、キャラクターの異なる三人の掛け合いが面白い作品。登場人物の一人一人の特徴がしっかりと描かれていて、浅見シリーズのなかでも上質の作品だと思う。
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