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私のシネマライフ 岩波現代文庫 文芸174
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私のシネマライフ 岩波現代文庫 文芸174

高野悦子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2010/09/16
JAN 9784006021740

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2022/02/13

岩波ホール【公式】さんの 「2022年7月29日(金)を以て閉館いたします。」 というツイートを見て、たまらず手に取った。 高野さんが生まれた年は、1929年、ということは昭和四年だから僕の母と同じ年の生まれだ。それだけで、なんだか親しみが湧いてくる。 著者の高野悦子さんは、...

岩波ホール【公式】さんの 「2022年7月29日(金)を以て閉館いたします。」 というツイートを見て、たまらず手に取った。 高野さんが生まれた年は、1929年、ということは昭和四年だから僕の母と同じ年の生まれだ。それだけで、なんだか親しみが湧いてくる。 著者の高野悦子さんは、東京神田神保町にある映画館「岩波ホール」の総支配人を長く勤めた方。 映画好きが昂じて、東宝に入社し、パリ高等映画学院に留学して監督への道を志すも、当時の映画界にあった男社会の厚い壁に阻まれ、これを断念、一九六八年に岩波ホールの総支配人に就任します。今のミニシアターのはしりですね。 そのホール開きにあたって野上彌生子が講演します。 【「‥‥この小さなホールで行われるものは、講演にしろ、お芝居にしろ、音楽会にしろ、また映画のようなものにしろ、本当に最上級のもので、どこへいつ持ち出しても、何千何万の人がこぞって感動するーーこういうものを上演してもらいたいと思います。神田のこの一郭のホールを学問、文化、芸術の、可愛く小さいが、どこにもないような独特の花園に育て上げてもらいたい‥‥」 この話を聞いた途端、私の目の前の岩波ホールが一変しました。二百三十二の客席しかない殺風景な空間に虹がかかってきました。ホールは単なる容れ物にすぎないが、それに盛る中身によってどんなにでも色づけし、変えていけることに気がついたのです。】/ 岩波ホールは、一九七四年からエキプ・ド・シネマという運動を展開します。これは、映画の仲間という意味のフランス語で、世界の埋もれた名画を世に紹介しようというものです。エキプは、インドのサタジット・レイ監督『大樹のうた』を皮切りに、三十六年間に四十三カ国、百九十四本の作品を上映してきました。 僕も、随分お世話になってきました。 脱線になりますが、僕の岩波ホールで観た映画ベスト10は、こんなところです。 テオ・アンゲロプロス『旅芸人の記録』/ 謝晋『芙蓉鎮』/ イングマール・ベルイマン『ある結婚の風景』/ ルキノ・ヴィスコンティ『ルードウィヒ』/ アンジェイ・ワイダ『大理石の男』/ テオ・アンゲロプロス『アレクサンダー大王』/ エミール・クストリッツァ『ジプシーのとき』/ ケン・ローチ『大地と自由』/ アンジェイ・ワイダ『カティンの森』/ アンジェイ・ワイダ『残像』/ この本の五章は、「映画を生きる女たち」という表題で、せんぼんよしこ、羽田澄子、アンヌ・ポワリエの三人の女性監督にインタビューして、彼女たちの「われ、かく戦えり」を聞き取ったものです。 岩波ホールは、マイケル・カコヤニス『トロイアの女』、ジュールス・ダッシン『女の叫び』、イングマール・ベルイマン『秋のソナタ』などの女性映画の上映にも力を注いできました。 ここで、インタビューしている女性監督たちの映画、せんぼん『赤い鯨と白い蛇』、羽田『早池峰の賦』も、もちろん上映しています。 岩波ホールで上映した全作品の中での興行成績第一位の作品も、メイベル・チャン監督の『宋家の三姉妹』です。/ またまた脱線ですが、この本を読んで、僕が無性に観たくなった映画は次のとおりです。 田中絹代『乳房よ永遠なれ』(歌人 中城ふみ子を描いた作品) アリアーヌ・ムヌーシュキン『モリエール』 パウロ・ローシャ『恋の浮島』/ アンゲロプロスも、ケン・ローチも、みんな岩波ホールに教えてもらった。 そう、高野さんと岩波ホールは、僕の映画の先生だったのだ。 人の流れが変われば、パサージュは廃れる。 やがては、小さな映画館も閉まる。 僕は、人通りの絶えた舗道に佇む。 灰の中のダイヤモンドのような映画たちを、これからどうやって探せばいいのだろうか?

Posted by ブクログ

2013/10/02

女性として初めて岩波ホール劇場の支配人になり、世界の埋もれた名作を紹介上映し庶民の心を豊かにしてくれた方をご存知ですか?現在はDVDで名作を思い存分見る事ができますが、それ以前の映画を上映する困難や数少ない女性映画監督の話など高野さんは興味深い人生を歩まれています。映画好きの方に...

女性として初めて岩波ホール劇場の支配人になり、世界の埋もれた名作を紹介上映し庶民の心を豊かにしてくれた方をご存知ですか?現在はDVDで名作を思い存分見る事ができますが、それ以前の映画を上映する困難や数少ない女性映画監督の話など高野さんは興味深い人生を歩まれています。映画好きの方には特におすすめです。

Posted by ブクログ

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