1,800円以上の注文で送料無料

クルマ社会・7つの大罪 アメリカ文明衰退の真相
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

クルマ社会・7つの大罪 アメリカ文明衰退の真相

増田悦佐【著】

追加する に追加する

クルマ社会・7つの大罪 アメリカ文明衰退の真相

定価 ¥1,980

110 定価より1,870円(94%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2010/08/27
JAN 9784569790206

クルマ社会・7つの大罪

¥110

商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/04/22

アメリカの事でしかも少し過去の話になるから勘が働かない所もあるが、とにかく、車社会がアメリカに齎らした罪悪について。エネルギーの非効率化、共同体の崩壊、核家族化、階級社会化、味覚の鈍化など。データも駆使しながら、面白い持論が展開されるが、こじつけである。 車社会にならなくても起...

アメリカの事でしかも少し過去の話になるから勘が働かない所もあるが、とにかく、車社会がアメリカに齎らした罪悪について。エネルギーの非効率化、共同体の崩壊、核家族化、階級社会化、味覚の鈍化など。データも駆使しながら、面白い持論が展開されるが、こじつけである。 車社会にならなくても起こっていた現象、害悪とまでは言えない事象が含まれる。しかし、移動の概念が変わった事は、人間社会に大きな影響を与えた事は間違いない。人力で届く時間と距離から、乗り合わせの輸送機で移動する時代を経て、個々に高速で移動する時代。そして、今のように移動を不要化するリモートテクノロジーの時代。 結局人間はコミニケーション手段を進化させているのであって、その手段がボーリングのセンターピンとなり、物事が変わっていく。DXによる情報デジタル化も、殆どは、コミニケーション手段のために行われる。だからこそ、それが変われば社会が変わらない訳はないのだが、大罪か、というとそれは面白おかしく表現しているだけだろう。コミニケーションは超高速なリアル対面を実現する「どこでもドア」や即時脳内共有の「テレパシー」をゴールに進化するのだろうから、車社会など、なんだかんだあっても、通過点に過ぎない。ハイウェイの通過地点として過疎化する村のように、コミニケーションが高速化すれば、交流に無価値な物は、その域外で滅びるしかない。公共の乗り合わせ、知識や文化の護送船団方式も無用。対面しないなら治安悪化を防ぐための社会保障も要らないから、境界以下は救われない。本著を類推に、こんな面白い思考実験に至る。 中身と関係ないが、そんな思考を齎す読書。

Posted by ブクログ

2012/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おすすめ度:85点 「アメリカという国をクルマという視点から一刀彫」。アメリカはなぜここまで落ちぶれたのかを著者は見事な切れ味でさばいている。 7つの大罪は以下の通り。 1.エネルギー・スペースの浪費 2.行きずり共同体の崩壊 3.家族の孤族化 4.大衆社会の階級社会化 5.味覚の鈍化 6.自動車産業の衰退 7.統制経済への大衆動員 1から5までは、グイグイ読ませる、新鮮な刺激的視点。納得させられる。6,7はやや強引か。 罪の意識なく結果として、アメリカを衰退させたということであり、大罪という言葉はふさわしくなく、7つの皮肉ともいうべきか。 題名は「大罪」という言葉を消して、「アメリカ文明衰退の真相~クルマで一刀彫~」といったほうが本著を正しく表現しているように思う。

Posted by ブクログ

2011/12/22

2011/12/22:読了 7つの大罪は次の通り。これが章立てになっている。 1.エネルギー・スペースの浪費   =>これはその通り 2.行きずり共同体の崩壊   =>まぁ、そうかもしれない 3.家族の孤族化   =>街が消え、人とのつながりがなくなり、結社が...

2011/12/22:読了 7つの大罪は次の通り。これが章立てになっている。 1.エネルギー・スペースの浪費   =>これはその通り 2.行きずり共同体の崩壊   =>まぁ、そうかもしれない 3.家族の孤族化   =>街が消え、人とのつながりがなくなり、結社が増える。     クルマと結びつけるのは少し強引 4.大衆社会の階級社会化   =>街が消え、郊外に同階層の住宅街ができる     結果、階層化社会が固定化する。    まぁ、そうかもしれない 5.味覚の鈍化   =>クルマ社会になって、街の個性的な飯屋がなくなる。     どうなんだろう。美味しい店があれば、クルマでいくけどなぁ。     日本みたいに、美味しい店を訪れるみたいなテレビや雑誌が     成り立たないのは、クルマのせいではないと思う。 6.自動車産業の衰退   =>クルマ社会というより、企業の独占状態の問題だろう。     GMがあくどく企業を買収しすぎ。     この本でも、業種ごとに大企業が牛耳ることで、機能や価格の     競争が行えなくなると書いてあった。結局、企業経営者は、    楽してもうけられなくなり、地味に従業員と努力するのは    イヤなので、日本、ドイツからむしり取れるだけ取って、    最後は、中国などに製造業を移し、ついに、アメリカ内が    空っぽになっただけ。 7.統制経済への大衆動員   インフレ使って、経済統制。でも、もう限界。デフレは悪でない。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品