花咲ける庭 お嬢さんと花嫁のススメ コバルト文庫

岡篠名桜【著】

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2010/08/31
• JAN: 9784086014472

商品レビュー

2013/11/12

突如として親に言われた見合いの話。
しないと宣言して家を飛び出して向かった先で見たのは
顔見知りの品の良い刀自…が倒れた所。

そしてあれよあれよという間に、そこの留守を守る事に。
しかもそこには１人の青年と、幽霊（？）の少女が１人。
ものすごくむっとする青年ですが
回を追う毎に…なんて分かりやすい。
最初から『見合い』というのがあるから、そういう目で見てしまうのです。
しかも最後の落ち！
間違いなく、これはツンデレです。
多分もうデレしかないツンデレ。

事件そのものは、すべてにおいて伯母が関わっておりますが
それよりも何よりも、この２人の進展具合。
じれるというよりは、もう始終にやにや。
にやにやが好きな人にはたまらない、じれったさ、かと思われます。

2011/05/30

デビュー作の月色光珠がツボにはまり、同じ作者さんだからと購入。
でもこの作品が読者大賞の受賞作だと知り、発行順序間違ってない？と一瞬思ってしまった。
作品内容とサブタイトルに若干違和感を覚えつつも、面白いと思える話だった。
ありがちといえばありがちだけど、お見合いを嫌って逃げたのに、結局好きになった人がお見合い相手だったというオチは、なんかグッジョブという感想しかなかった。そしてあまり出てこないけど琴子のお兄さんが良い味出してた。
読み切りのようだけど、続編があるようなら是非読んでみたい。
シリーズ含めて今まで２タイトルしか読んでないけど、良い意味で焦れったいと思える恋愛描写が話の途中でグダグダにならず読みやすい。

読者大賞受賞作に加筆! レトロなお見合いラブ
お嬢様学校に通う琴子は、親から見 合いを勧められて戸惑っていた。そ んなとき、近所の家の「家守」を頼 まれる。気軽に引き受けた琴子だっ たが、誰もいないはずのその家に は、不思議な青年がいて…!?

2011/05/21

久々の和物ですが、いいですね。

見合いをすっぽかして、不思議なお屋敷の家守となった琴子と、そこにいた墓守の道秋。偶然出会ったのではなく、道秋＝見合いの相手だったんですが、古き良き時代の恥じらいっていうか、キスもしないのに、琴子の初々しさとか道秋の寡黙さっていうのが新鮮でした。

「お嬢さんと花嫁のススメ」とはイメージが違ってますが、なかなか面白かったです。