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入門言語学 改訂新版
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入門言語学 改訂新版

ジーン・エイチソン(著者), 田中春美(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 金星堂
発売年月日 1998/01/20
JAN 9784764736801

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2011/02/08

隙間の時間で読み進めたのでようやく読み終わった~。最後の部「普遍文法への道」はコンパクトによくまとまっていると思うが,いかんせん,訳が滑らかでない。  不幸なことに,近年,この両グループのそれぞれ極端な考え方をする人たちどうしが,不必要に長い時間をかけて,お互いに攻撃しあっ...

隙間の時間で読み進めたのでようやく読み終わった~。最後の部「普遍文法への道」はコンパクトによくまとまっていると思うが,いかんせん,訳が滑らかでない。  不幸なことに,近年,この両グループのそれぞれ極端な考え方をする人たちどうしが,不必要に長い時間をかけて,お互いに攻撃しあった。特定言語に興味を抱く人たちは,普遍的枠組みを探し求めている連中が,あまりにも理論に走りすぎ,日常生活と無関係なことをやっている,と主張してきた。例えば,「近代の言語学は,私のクラスにスペイン語を教える話になると,あまり助けにならない」とか,「私はシェイクスピアにおける魚の象徴的表現について論文を書いているが,言語学がそれにどうかかわりあうか分らない」というような意見を耳にする。「普遍主義者」(universalist)は,この避難に対して,「個別主義者」(particularist)は単に事実の資料集めだけが好きな,度量の狭い連中だと言って反論し,「彼女は,もういいかげんにアラワック語(Arawak)の不規則動詞の目録作りをやめて,もっとなにか役に立つことにとりかかればいいのに」というような意見をもらすのを,耳にすることがある。  …。新しい方向に転じるということは,学問領域の特徴である。その結果,「古い」学派の人たちは,新しいものを疑惑と嫌悪の目で見るし,「新しい」学派の人たちは,古いものを見当違いで流行遅れだと非難する。個々の言語に興味を抱いている人たちは,ブルームフィールド式の記述言語学者たちとひじょうによく似た目的を持っているので,普遍主義者たちから古くさい連中として扱われる傾向がある。この普遍主義者たちは,自分たち式の言語学のほうが現在の時流に合っている,というだけの理由で,自分たちこそ「正しい」のだと,確信を抱きがちである。  実際には,普遍主義者たちの見解と個別主義者たちの見解は,補足的なものであって,矛盾するところはないのである。自分の理論をあてはめて試すことができる,個々の言語についての相当量の情報を手元に持たなければ,誰も,普遍的枠組みと真剣に取り組むことはできない。また逆に,さまざまな言語に関する膨大な量の情報を積み上げても,種々雑多な事実を一まわり大きな枠組みの中で関連づける努力を少しはしなければ,言語学は,切手蒐集のような趣味のレベルにまで引き下げられてしまう。(pp.34-35)  書き換え規則の大きな利点は,それらが完全に明示的(explicit)であるということである。想像にゆだねられるようなものは,何一つ残す余地はない。規則は一歩一歩,1回に一つの記号にだけ,機械的に適用されるので,英語をまったく知らない人でさえ,完全な英語文を生み出すことができよう。(p.73) 反復[recursionという言語の重要な特性]とは,同じ構造をくり返して何度でも使えるという可能性で,そのため,文の長さに対する特定の制限は存在しない。これには,重要な意味合いが含まれている。つまり,それは,どの言語についても,可能な文すべての完全な目録を作ることはぜったいにできない,ということを意味する。そこで,私たちはむしろ,文の基底に潜む規則の体系に取り組まなければならないのである。(p.86) 意味論においても,音韻論と統語論におけると同じように,言語は,勝手に集められた雑多な項目から成り立つ,偶発的なくずの山ではなく,むしろ,もっと「はめ絵」(jigsaw puzzle)に似たものである。つまり,そこでは,一つひとつの切片が,その周りの切片にうまくはまり込んでいて,もし全体のパターンの中の場所から動かされてしまうと,その孤立した切片は,まったく意味をなさなくなってしまうのである。(p.93) ――それはちょうど,例えば動物たちが,自分たちの基本的な環境を空中にするか,水中にするかを選び,その選択によって,多くの必然的な結果が生じることになるのと同じである。(pp.225-226)

Posted by ブクログ

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