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警視庁草紙(上) 山田風太郎ベストコレクション 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2010/08/24 |
| JAN | 9784041356555 |

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警視庁草紙(上)
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
拙者、山風の明治ものクロスオーバー大好き侍なので、こちらにも手を出す。 本当は幻燈辻馬車よりこっちを先に読むべきだったかも。 とりあえず上巻を終えての感想は、 早く読み切らないと、登場人物が覚えきれない!です! 内容としては、明治の大警視の川路とその部下たち(藤田五郎もいるよ...
拙者、山風の明治ものクロスオーバー大好き侍なので、こちらにも手を出す。 本当は幻燈辻馬車よりこっちを先に読むべきだったかも。 とりあえず上巻を終えての感想は、 早く読み切らないと、登場人物が覚えきれない!です! 内容としては、明治の大警視の川路とその部下たち(藤田五郎もいるよ)vs江戸の警察たる奉行さまとその手下たちの推理&力技バトル。 そこにあちこちの有名人やその親が登場。 江戸と明治は本当に地続きなんだなあ、そこに大正昭和が連なっているんだなあと、まあ当たり前のことだが、それをしみじみ感じた。 明治の軍人官僚が薩長土肥だったけど、冷遇された佐幕側の藩士たちの思いは(とくに会津、越後、加賀)、改革派だったのに内ゲバで全然活躍しなかった水戸藩は、そして忘れ去られた奥羽から昭和の軍人が多く輩出された理由、と時代も人も縦横無尽で知識がぐるぐる回されていく。 冒頭に少しだけ登場する、半七捕物帖の半七にも、偶然に頼りすぎ、と一喝する山風。笑わせてもらった。 上巻では幻談大名小路と、幻燈煉瓦街が面白かった。 東條英機の家が会津の能楽師だったことも初めて知る。 ラストに出た冷血漢の鳥坂は架空のキャラか。 この人の物語は、架空なのか、史実なのか、いつもなかなかわからない。 山風の視線は、江戸に置いて行かれた人々の側にある。 これからどうなっていくのか楽しみ。 たまに、あたおか性快楽マシーンみたいな女性キャラが、一ミリも感情のない道具として登場するのがキツイ。 これがまあ山風ワールドの醍醐味でそこがないと解決しない話も多いのですが、今の私にとってはそれが最大の雑音でした。 読んでいると、たんげいすべき、たんげいすべからず、とかが口癖になりそう。 ちらっと読んだ最近の漫画バージョンの兵四郎は、色気お兄さんという感じで、私のイメージと違ってて笑った。
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とにかくツルツルッと軽快に読めてしまうのだが、この史実とフィクションを幾重にも織り交ぜるのはなんという技巧であろうか。 もともと気になっていた作家だったのだが、このたび渡辺京二の推薦からたどりついた。なるほど、渡辺京二がこれを好きだったのはわかる。汽車も横浜までしか走っておらず...
とにかくツルツルッと軽快に読めてしまうのだが、この史実とフィクションを幾重にも織り交ぜるのはなんという技巧であろうか。 もともと気になっていた作家だったのだが、このたび渡辺京二の推薦からたどりついた。なるほど、渡辺京二がこれを好きだったのはわかる。汽車も横浜までしか走っておらず、銀座も煉瓦造りを建ててみたもののまだ中身が伴わない、丸の内あたりは焼け野原、元武士が刀を差して歩いている。そんな近世と近代の汽水域みたいな明治初頭が舞台になる。 また、泰三子が川路利良を主人公に新作を描いているようなので、そちらも読んでみよう。
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維新からそんなに月日が経っていないので江戸が色濃い中での事件の数々。隅の隠居の奉行所VS川路率いる明治警察という図式。虚構入り混じっているがタイムラインがかなり緻密。実際にあったかもしれないような趣を蜃気楼の如く描き出す風太郎氏の筆さばきが素晴らしい。
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