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治癒神イエスの誕生 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/08/10 |
JAN | 9784480093097 |
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治癒神イエスの誕生
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治癒神イエスの誕生
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
新約聖書は病気なおしの物語であり、イエスはヘレニズム期の医神のイメージを併合して信仰を集めていった。病は罪の象徴とされ、皮膚病や精神病の患者を差別したユダヤ教の戒律社会から抜けだし、病人に手を差し伸べて救世主のイメージをつくりあげた"治癒神"イエスの背景を探る...
新約聖書は病気なおしの物語であり、イエスはヘレニズム期の医神のイメージを併合して信仰を集めていった。病は罪の象徴とされ、皮膚病や精神病の患者を差別したユダヤ教の戒律社会から抜けだし、病人に手を差し伸べて救世主のイメージをつくりあげた"治癒神"イエスの背景を探る。 古代イスラエル人の砂漠観に関する章など、難しくて飲み込みきれない箇所もあったが、本筋である「初期キリスト教はアスクレピオス医師団と競合しており、アスクレピオスをはじめとする医神たちの信者を少しずつ取り込んで勢いをつけていったのではないか」という仮説はとても面白かった。 序章ではソンタグ『隠喩としての病い』を引き、病気と罪が結びつく社会でそこから追放された人びとに思い馳せる。病に罹ることと罪悪を関連づけて倫理観を問うような論調はこの2年で飽きるほど見てきたので、この序章が余計に心に響いてくる。本書の論旨であれば、初期キリスト教のイエスは既存宗教によって罪人にラベリングされた人びとを救うため、人類全体を罪人としてカテゴライズし直した男だとすら言える。
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思っていた以上に面白い本でした。 文化人類学的アプローチ(宗教人類学)で、旧約聖書の風景を説明されています。 ヤハウェ神、バール神、アスクレピオス、イエスという流れで糾合されていく様子が描かれています。 終始、読み手を厭きさせない解説が用意されています。
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烏兎の庭 第二部 日誌 2.3.06 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto02/diary/d602.html#0203
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