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クビライの挑戦 モンゴルによる世界史の大転回 講談社学術文庫2009
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/08/10 |
JAN | 9784062920094 |
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クビライの挑戦
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
いつも書いている事だが、やっぱり歴史の面白さがわからない… 書いてある事実の理解はある程度できるが、それのどの部分に面白さを見出すのかがわからない。 今とても流行っているcoten radioも聞いていたが、やはり歴史の面白さをあまり感じられない私は何かおかしいのだろうか… お...
いつも書いている事だが、やっぱり歴史の面白さがわからない… 書いてある事実の理解はある程度できるが、それのどの部分に面白さを見出すのかがわからない。 今とても流行っているcoten radioも聞いていたが、やはり歴史の面白さをあまり感じられない私は何かおかしいのだろうか… おかしいと言うよりも頭が悪いのだと思う。 ==== ジャンル:グローバル リベラルアーツ 出版社:講談社 定価:1,122円(税込) 出版日:2010年08月10日 ==== 杉山正明(すぎやま まさあき) 1952年、静岡県生まれ 京都大学大学院文学研究科教授を経て、京都大学名誉教授、2020年没 ==== flier要約 https://www.flierinc.com/summary/2994
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著者らしく、既存概念へのアンチテーゼを強調しているのか、モンゴルへの称揚と伝統中華やヨーロッパへの批難が激しい。特に明朝に対しては手厳しい。残虐なモンゴルへのイメージ脱却のため、世界帝国形成の間の戦況を説明し、モンゴル征服後も人口の大幅な減少が起こっていないこと、都市の繁栄は続いていることを強調する。モンゴルの快進撃は、イスラーム帝国が急激な膨張をしたように、改宗を迫らなかったこと、降伏させて経済的に取り込むことを優先したことが挙げられる。 クビライが大元大蒙古帝国として志向したのは、経済統合による世界システムだった。ムスリム商人を取り込んでの自由経済の奨励と、そこからの商税、そして大半を占めるのが塩の専売から上がる富が中央政府の財源であり、その富を各地の王室へ銀として賜与して政治的に繋ぎ止め、各王室は賜与銀をムスリム商人へ投資し、商税として回収する。そうした経済的な点と点の支配がクビライ構想の支配体制だった。 モンゴル帝国が崩壊した理由を、世界的な寒冷化天災を一因ともしつつ、クビライのシステム構想が早すぎ技術的条件が整っていなかったためとしている。私見では、時代的な早さもだが、勢力拡大時に極力現地文化制度をそのままにしたため、強固なシステムを構築・根付かせることができなかった速さが大きな要因だと思う。
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歴史の教科書では学べなかった、歴史上世界最大のモンゴル帝国でなされていたことがわかる本。どこまでが事実かわからないものの、かなり現代化されたシステムが1300年代にあったかもしれないことがわかる。
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