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ジョン万次郎 幕末日本を通訳した男
定価 ¥1,760
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新人物往来社 |
発売年月日 | 2010/08/16 |
JAN | 9784404038968 |
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ジョン万次郎
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「ジョン万次郎」といえば、日本人ならば誰ひとり知らぬ者はいない有名人である。 幕末・明治期に活躍したひとりとして、大河ドラマの主人公にこそなってはいないが、よく知られた人物である。 本書は8人のそれぞれの専門家の執筆でできており、確かに「偉人イメージの押し付けはなく」冷静な...
「ジョン万次郎」といえば、日本人ならば誰ひとり知らぬ者はいない有名人である。 幕末・明治期に活躍したひとりとして、大河ドラマの主人公にこそなってはいないが、よく知られた人物である。 本書は8人のそれぞれの専門家の執筆でできており、確かに「偉人イメージの押し付けはなく」冷静な視線からの歴史的事実の考察となっている。 特に印象に残ったのは「万次郎はアメリカで高等教育を受けた如く誇大にいわれているが、アメリカの船乗りとして一通りの必須教養を寺子屋で勉学したに過ぎず、土佐に帰れば教養のない一介の船乗りに過ぎなかった」との身も蓋もない指摘である。 もちろんこれは「人間・万次郎」をおとしめるものではないし、世界を駆け巡ったその人生の評価をいささかも下げるものではない。 本書が、必要以上に過大評価や過小評価することなく冷静に「ジョン万次郎」の人間を描いている点は興味深いが、幕末・明治期の偉大な人間像を期待して読む向きには、いささかロマンに欠けるかもしれないと思えた。
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