満洲の情報基地ハルビン学院

芳地隆之【著】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2010/08/18
• JAN: 9784103998020

商品レビュー

2014/09/24

当時日本政府は対ロ重視と対英重視の2つに分かれていて、英国を選んだ。
満蒙は我が国の生命線である。松岡は大陸が日本の敬愛的自立にとって書かせにと述べた。そもそも日本が満蒙に勢力を伸ばしたのは、中国が朝鮮の独立を、ソ連が日本の独立を脅かしたから。

日韓併合で朝鮮人1000万人が日本人になった。

欧州に引けを取らない都市を創ることによって日本にも植民地経営ができることをアピールして、日本も列強に認めてもらおうとしていた。

ユダヤ人も大量に引き受けて、アメリカからの資本を導入したかった。
満州では日本以上に格差社会だった。

2010/12/16

　大変面白く一気に読んでしまった。
　国策により設置された学校が国策に翻弄されていく姿は、我が母校の前身にそっくり。また、その比較もなされ丁寧な作品と思う。
　ただ、無い物ねだりをするなら、あと200頁程度ボリュームを増やし、学校全体の組織や教師、カリキュラムなどを細かく書いて欲しかった。まあ、商業ベースでは無理と思いますが。とりあえず、ごちそうさまでした。