![誰が日本を支配するのか!?沖縄と国家統合](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001642/0016422436LL.jpg)
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誰が日本を支配するのか!?沖縄と国家統合
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
発売年月日 | 2010/08/12 |
JAN | 9784838721573 |
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誰が日本を支配するのか!?沖縄と国家統合
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2010年夏に出版された本。首相の鳩さんが辺野古に回帰し、そして辞任した年。鳩山の「最低でも県外」から見えた理念と、実現できなかった事実から見る日本の統治機構の本質。 4本のテーマで描かれる本書。普天間の本質、沖縄への想い、日米の外交問題、そして民衆運動家が見る沖縄問題。 通して...
2010年夏に出版された本。首相の鳩さんが辺野古に回帰し、そして辞任した年。鳩山の「最低でも県外」から見えた理念と、実現できなかった事実から見る日本の統治機構の本質。 4本のテーマで描かれる本書。普天間の本質、沖縄への想い、日米の外交問題、そして民衆運動家が見る沖縄問題。 通して訴えるのは、「沖縄に思いを至らせる」こと。有り難い言葉だし、そしてそれは沖縄人にも言えることなんだろう。 他人事ではなく、自分たちのことは自分で決める。 今の沖縄転換点を生きる。
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現在でもなおくすぶり続け、いったん火がつくと巨大なマグマとなって住民の怒りが噴出する沖縄問題。自分のルーツを沖縄に持つ作家の佐藤優氏をはじめとする豪華な執筆人がこの問題を読み解いていくものです。 沖縄問題を考える上で、これだけ刺激的なものもなかったと思います。まず最初から、自...
現在でもなおくすぶり続け、いったん火がつくと巨大なマグマとなって住民の怒りが噴出する沖縄問題。自分のルーツを沖縄に持つ作家の佐藤優氏をはじめとする豪華な執筆人がこの問題を読み解いていくものです。 沖縄問題を考える上で、これだけ刺激的なものもなかったと思います。まず最初から、自らのことを「沖縄ファン」と自認し、現在は沖縄に暮らす渡瀬夏彦氏とご母堂が沖縄出身の方で自身のルーツを沖縄に持つ作家の佐藤優氏による沖縄問題をめぐるスリリングな往復書簡から始まっていきます。 そこには従軍記者をして「醜さの極致」と言わしめるほどの酸鼻を極めた沖縄戦を佐藤氏の母親がどう生き延びて行ったのか?戦後、どのような人生を歩んで行ったのか?ということや、渡瀬氏や佐藤氏が同級生として高校時代をすごした埼玉県立浦和高校での出来事。佐藤氏はさまざまな課外活動をし、渡瀬氏もまた、「青春放浪」といいたくなるような日々を送っていて彼らの先生の言った「平均的エリート」というとても印象的な言葉からはかけ離れた人生を歩むその萌芽があったことを垣間見ることのできた記録でした。 鳩山政権が普天間基地の問題で瓦解したのは佐藤氏の見立てによると『外務官僚の不作為』によるものだ、という考察はかつて自身が能吏として奉職していただけあって圧倒的なリアリティを持つものでありました。さらに彼ら以外にも論文を執筆している方は佐藤氏の元上司で現在は京都産業大学にて教鞭をとっていらっしゃる東郷和彦氏。『外交サラブレッド』の一家に生まれ、末は事務次官と目されていた筆者が『密命』を受けて作成した通称『赤いファイル』その行方と調査後の顛末をつづった文章は当事者である方が書いたものであるだけに『歴史に対する責任』という言葉の重みを感じさせるものでありました。 そして、最後に掲載されてある『J・ホロウェイから読む沖縄問題』を執筆された四方野修氏の説く『沖縄普天間基地問題は、国際問題と基地としての抑止力として論じられるが、ホロウェイの視点から沖縄問題をみると視点が変わるはずだ。 』という論考も非常に参考になるものでありました。今もなおさまざまな問題を含む沖縄問題。それを注視していくためにも、この本を読んでよかったと思っております。
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