真夜中の配達人(1) 赤い足あと

ダーク・ケイ【著】

• 販売会社／発売会社: ゴマブックス
• 発売年月日: 2010/08/10
• JAN: 9784777115365

商品レビュー

2021/12/29

マドカの携帯電話に届いたメッセージ。クリムゾンを名乗る不気味な人物からのメッセージ。そこには、マドカの死を予言するような恐怖の文章が記されていた。先日、幼馴染みにも同じ様なことが起こり、悲惨な目にあったばかりだというのに。

***

表紙の感じがどことなく「真夜中の図書館」に似ているので、海外児童ホラーの翻訳本かなと思い購入した一冊。帯をよく見てみると、実はケータイ小説とのこと。ケータイ小説の出版元といえば野イチゴや魔法iらんどだが、ここはどのサイトだろう。それとなく探してみたが、発見できず。書籍自体が古い物なので、もう閉鎖してしまっているのかも。大人の私が読み進めていくと、大体30分強ぐらいで一冊読み終われそうな本だった。表紙は西洋の装いだが、中身は現代の日本を題材にしたホラー。世界各国の怖い話を集めたというあらすじだったので、びっくりしたが、今後の巻で別の国をテーマにした怖い話が展開されるのかも。一話一話がとても短く、気軽に読めるのはいいが、もう一声！もう一声！という話が多かった。
題材は面白かったのに、唐突に終わって、果たしてどうなった？という終わり方なのがやや残念。想像の余地はあるが、やっぱりオチにもう一声何かしらの動きが欲しかった。一番最初の話の「赤いあしあと」はこの題材だけで一冊まるまる書いても面白そうなのに……。

2010/10/03

真夜中の図書館ファンなので購入しましたが、児童書にしても(図書館と比べても)非常に薄い内容でがっかりしました。
見た目の厚さは図書館シリーズと大差ないのですが、余白も多く文字数はとても少ないです。

個人的には最後の話が他に比べて面白かったと思いました。
しかし全話が、淡々と進み情景描写も微妙で事実を無駄なく書いただけに感じ、物語としては面白みに欠けます。
正直「それで？」といいたくなる結末は恐怖も何もありませんでした。

二巻が出るかはわかりませんが、次はもっと怖がらせて欲しいと思います。