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ヒトはどうして死ぬのか 死の遺伝子の謎 死の遺伝子の謎 幻冬舎新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2010/07/01 |
JAN | 9784344981812 |
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ヒトはどうして死ぬのか 死の遺伝子の謎
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商品レビュー
3.8
58件のお客様レビュー
誰かの熱意が、他の誰かを生かしている。 まるでファンタジーの世界のような細胞や遺伝子といったミクロレベルの研究に向き合い、病気と闘おうとする人がいる、ということ自体が奇跡的なことのように思える。 遺伝子は本質的に利他的な存在、人間は個として全体のために、他者のためになにかを遺すべ...
誰かの熱意が、他の誰かを生かしている。 まるでファンタジーの世界のような細胞や遺伝子といったミクロレベルの研究に向き合い、病気と闘おうとする人がいる、ということ自体が奇跡的なことのように思える。 遺伝子は本質的に利他的な存在、人間は個として全体のために、他者のためになにかを遺すべき存在。だというのであれば、なにもできない私は自死すべき存在なのだろうか? 天から役目なしに降ろされた者はいない(注:書き手は同時期にゴールデンカムイを読んでいた)。その言葉が頭の中を巡り続けている。なにもできないならばせめて消えることが役目なのではないかなどと、何度思ったことだろう。 けれど例えば私が産む子供は、私のコピーではない。私の遺伝子を材料とした全く新しい生命だ。またたとえ自己満足だったとしても、私が発した言葉は、私が創り上げたものは、私の想像もしなかった形で誰かに影響を与えるかもしれない。 私が自分の思うようななにかを何も為さなくても、私という存在があり、有限を生き、なにかを遺しているだけで、人類の糧になるのかもしれない。そんな気もした。 2023/06/02
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地球上に生命が誕生してから約20億年間、生物は死ななかった。ひたすら分裂し、増殖していたからだ。ではなぜ、いつから進化した生物は死ぬようになったのか?ヒトは誕生時から「死の遺伝子」を内包しているため、死から逃れることはできない。「死の遺伝子」とはいったい何なのか?死の遺伝子の解明...
地球上に生命が誕生してから約20億年間、生物は死ななかった。ひたすら分裂し、増殖していたからだ。ではなぜ、いつから進化した生物は死ぬようになったのか?ヒトは誕生時から「死の遺伝子」を内包しているため、死から逃れることはできない。「死の遺伝子」とはいったい何なのか?死の遺伝子の解明は、ガンやアルツハイマー病、AIDSなどの治療薬開発につながるのか?細胞の死と医薬品開発の最新科学をわかりやすく解説しながら、新しい死生観を問いかける画期的な書。 目次(「BOOK」データベースより) まえがき 私がなぜ「死」の謎を追うのか 第1章 ある病理学者の発見 第2章 「死」から見る生物学 第3章 「死の科学」との出合い 第4章 アポトーシス研究を活かして、難病に挑む 第5章 ゲノム創薬最前線 第6章 「死の科学」が教えてくれること 〜感想〜 生物学からアプローチした『死』について 細胞にプログラムされた『アポトーシス:不要になったり、異常になった細胞を切り離す』と『ネクローシス:外的要因による維持活動の停止』をフォーカス。 優秀な種を残すために常に(作成)と(切り離し)を繰り返す、複製と修復をもって生命維持することで一定数を達すると寿命として個の細胞の生命活動を終える。 DNAやゲノム、ガンや糖尿病といった よく耳にするワードの解説と疾患に対するアプローチまで初学者でもわかりやすい。 生物学的に細胞の働きを知った上で生物としてプログラムされた『死』について、どういった人生(生命活動として次の世代に遺していけるか)を歩むかを考えさせてくれた。
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あらかじめ生物には死がプログラムされていて、アポトーシスという考えには、目からウロコでした。有限の時間を生きる意味を改めて考えさせられました。感謝
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