帝国日本の再編と二つの「在日」 戦前、戦後における在日朝鮮人と沖縄人

金廣烈, 朴晋雨, 尹明淑, 任城模, 許光茂【著】, 朴東誠【監訳】, 金耿昊, 高賢来, 山本興正【訳】

• 販売会社／発売会社: 明石書店
• 発売年月日: 2010/07/20
• JAN: 9784750332215

商品レビュー

2010/11/12

そうか、沖縄は戦後日本じゃなかなったのか、在日沖縄人ってのは聞きなれないが、それもまた日本の悲惨な歴史だ。

特高は戦時中、徹底的に在日朝鮮人をマークしていたようだ。朝鮮人には過酷な状況だった。
1930年代末、在日朝鮮人全体を統制する目的で設立された協和会は1910年代から朝鮮人を監視していた思想警察の特高が中心となり運用された全国的組織であった。その目的は戦争遂行につまずきがないように、在日朝鮮人および強制動員労働者に対して強力な日本化すなわち皇民化の政策を実施する一方、徹底した監視を行うことであった。

戦争に負けて、朝鮮人にバカにされることはアメリカに負けたことよりも屈辱的なことだった。しかし朝鮮人にとっての日本での戦後の生活は酷いものだった。
在日朝鮮人は解放民族と日本人のという二重基準に蹂躙された。