社会起業家スタートブック 自分と社会を活かす仕事

百世瑛衣乎【著】

• 販売会社／発売会社: 亜紀書房
• 発売年月日: 2010/08/06
• JAN: 9784750510101

商品レビュー

2024/09/18

社会起業家スタートブック――自分と社会を活かす仕事
著：百世 瑛衣乎

ただ、生きる糧をえるためだけでなく、心にも満足が広がり、たくさんの人とハッピーを共有できるような。そんなシゴトを作れないだろうか。自分の心に正直な仕事で、生きていきたい。仲間と共有できる、身の丈にあったビジネス、喜ばれる手応えのある仕事を。

そのひとつの手段として社会起業家について以下の7章から成る。
①社会にいいコトを、仕事にしたい
②立ち上げ期　走りながら考えろ
③自分のビジネスを、デザインしてみよう
④そうはいっても、お金のコト
⑤組織づくりと事業化で加速する
⑥共感で周囲を巻き込もう
⑦ネットとマスコミで、パワーが増殖する

社会起業家と言っても明確な定義はなく、どれが正解なのかはわからない。色んな社会起業家もあり、それは時代によってすごいスピードで捉え方も大きく変わり続けている。

社会の問題・課題を解決するために、ビジネスとして解決に取り組むことは素晴らしい。営利を求めるから社会起業家ではないや弱者を救済するから社会起業家であるといったこともなく、色々混ざりあって絶妙なバランスで捉え方でそう呼んでいる側面もある。

私としては、起業家は誰しもが、困っている人や社会・人の課題を解決するために、そのニーズと隠れたニーズのために工夫し、貢献しその対価としてお金をいただく。

お金をいただくのは悪いことではなく、いただくことで、企業を継続し、新たな素晴らしいサービスやプロダクトを提供することにつながる。たくさん稼ぐのが悪ではなく、企業側もサービスを受け取る側もまわりも社会も全てがハッピーであれば、儲けは悪ではなく、必要なものである。

自分が出来ることで社会に貢献することは素晴らしい。
貢献の形は数あれど、多くの起業家が生まれ、日本が元気になることは素晴らしい。

2019/01/19

スタートブックというだけあって非常に薄いがその代わりアイデアの出し方から立ち上げまでのことは書かれている。ただそれも非常に初期段階である。ソーシャルベンチャーなどの本を１冊も読んでない人なら良いが、そうでないと聞いたことのあるような話や少し考えればわかる話ばかりであった。

2015/08/29

社会起業家の入門書。

どのように社会的問題に立ち向かっていくか
のさわりが記されています。

入門ということで。