楽しい私の家

孔枝泳【著】, 蓮池薫【訳】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2010/07/30
• JAN: 9784105055523

商品レビュー

2024/08/13

공지영（孔枝泳）の"즐거운 나의 집"（楽しい私の家）を読みました。姉弟二人の三人の子供のシングルマザー。そして子供はそれぞれ父親が違う。三回離婚した×三の小説家。複雑な家庭で子供たちはそれなりにそれを消化できない時もある。姉のウィニョンが主人公。大学受験を気にする高校二年生。弟たちのトゥンビン、チェジェは小学生だ。長女のウィニョンは自分の父親と新しい母親に腹を立てて、新しい母にも七年育ててもらった父親の家から母親の家に帰ってきた。母親の家では母にイライラしたり、煩いと小さい弟たちに怒ってみたり、でもこれが自分の家族だと感じてくる。父親の家での綺麗で整頓されたリビングとは違って、乱雑な母親の居間に安心な居心地を感じたりする。それぞれ父親が違っても母親がいれば、それで家族になれるんだなと感じる…。この話は現実のようだけどあくまでもこれは小説。実名を使った小説だという。ついウィニョンに感情移入してしまった。

2010/09/21

家族が家族といえる理由は何だろう？
家族のあり方を考えさせてくれる一冊。
離婚・再婚家族にもおすすめ。
家族のあり方のみならず、生き方全般について珠玉の名言がちりばめられている。

2010/09/12

新聞の書評欄で本書を知り、図書館で借りる。

姓の違う3人の子の母親である著者が、娘を主人公にして綴ったフィクション。

著者自身がモデルとなった、流行作家の母のキャラクターがとても魅力的。