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核なき世界論 現代叢書
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核なき世界論 現代叢書

塩原俊彦【著】

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核なき世界論 現代叢書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋書店
発売年月日 2010/07/25
JAN 9784885959400

核なき世界論

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2011/12/17

平等は国家を通じた再配分の不毛を許し、全体主義へと傾く歴史をたどってきた。格差の拡大にどう対処するかによっては、新たな暴動への傾斜が始まり、それが世界平和に影響を及ぼす事態が十分にありうる。国民間の格差を問題にするのか、国家を超えた人々の格差を問題にするのか、によって平和は脅かさ...

平等は国家を通じた再配分の不毛を許し、全体主義へと傾く歴史をたどってきた。格差の拡大にどう対処するかによっては、新たな暴動への傾斜が始まり、それが世界平和に影響を及ぼす事態が十分にありうる。国民間の格差を問題にするのか、国家を超えた人々の格差を問題にするのか、によって平和は脅かされるだろう。 ポスト冷戦下のグローバリゼーションのもとで、グローバルガバナンスを模索する動きがある。 核軍縮は、 1.核兵器そのもの 2.核兵器の輸送手段 3.核兵器製造を対象として行われてきた。 抑止関係には、 1.大国間の抑止 2.新しい核保有国間の抑止 3.抑止と拡大抑止 4.核保有国と非核保有国間の抑止 5.集団的行為主体間の抑止が想定できる。(Complex detterence) あるいは、 1.大国間の抑止 2.安全保障の地球規模のマネジメントにおける抑止 3.大国以外の国家観の抑止 4.国内対立における抑止 複合抑止(Complex deterrence)はアメリカが1990年代から積極的に軍事の革命(RMA)という情報技術などによる大きな変革、グローバリゼーションによって形成されたもので過去の核抑止論はもはや通用しない時代に突入しているといえる。 2000年のロシア連邦国家安全保障の概念では、ロシアをひとつの極とする、世界の多極化が基本認識とされ、脅威の源泉としては外国からの脅威より、ロシア社会の分極化、犯罪組織やテロの拡大、民族間関係の緊迫化などが優先的に言及された。 個人がインターネット利用によって双方向性を手にしたことによって、国家、企業、個人へのサイバー攻撃を仕掛けやすくなったという問題は技術進歩が戦争の性格を変えるということに関係している。 たとえば、反ロシア政策に傾いたエストニア政府のサイトへのインターネットによる攻撃や、グルジアとの五日間戦争におけるグルジア政府関連サイトへの攻撃にみられるように、コンピュータを使って敵対国に混乱を引き起こすという攻撃がすでに繰り返されている。

Posted by ブクログ

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